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原油価格上昇 政府の対応いまひとつ

Posted August. 04, 2004 22:17,   

国際原油価格が上昇し続け、ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の現物価格が初めて1バーレル44ドルを超えた。

また、韓国の原油輸入の70%を占める中東産ドバイ原油の価格も過去最高値を更新した。

最近の原油価格急騰と関連し、政府の相場予測が相当外れたため、効果的な対策が講じられなかったとの指摘も出ている。

4日の韓国石油公社によると、3日に取り引きされたWTIの現物価格は前日より1バーレル0.38ドル上がった44.11ドルで、先月30日以降、4日(取引日基準)連続で過去最高値を更新した。

ドバイ原油の現物価格も先月より0.45ドル上がった1バーレル37.51ドルで2日連続最高値だった。

石油公社は、石油輸出国機構(OPEC)のプルモノ・ユスギアントロ議長が3日、OPECの増産能力は限界にきていると語った上、ロシア政府が石油大手のユコスに対する税務調査を拡大すると発表するなど、需給に支障が出る可能性が高いことから価格が上昇していると説明している。

国際原油価格が高騰したことを受け、政府の「高原油価格非常対策3段階」の基準価格である「ドバイ原油10日平均価格」も前日より0.26ドル上げた35.66ドルとなった。

政府は当初、基準価格が30ドルを超した場合は石油輸入賦課金・交通税などを引き下げる2段階措置を、35ドルを超した場合は備蓄油の放出、石油製品最高価格告示制など3段階の措置を発動することにしており、石油類と関連した税金を引き下げる条件が整った。

財政経済部(財経部)は今のところ、石油類関連税金引き下げに多少否定的な立場だ。減税の効果が大きくないと見ている上、景気低迷による税収不足も考慮する必要があるためだ。

しかし、先月の消費者物価上昇率が16カ月ぶりに4%台に乗るなど物価不安が広がっているだけに、減税が電撃的に行われる可能性もある。

財経部の朴炳元(パク・ビョンウォン)次官補は「6日に開かれる経済長官懇談会でエネルギー節約と税金、需給調節などあらゆる分野の油価対策について話し合う」と述べた。

油価の推移に対して多少楽観的だった政府は、価格上昇が続くにつれ当惑している。

李憲宰(イ・ホンジェ)副総理兼財経部長官は5月7日の記者との集まりで「現在、石油価格の上昇については、ニューヨークのウォール街の専門家の間でも一時的な現象だとの見解が一般的だ。具体的な下落時期は予想しにくいが、1〜2カ月後には減少するのではないか」と述べた。

実際に政府は、今年上半期に原油価格の割当関税と石油輸入賦課金を引き下げたこと以外にはこれといった対策を講じていない。エネルギー節約キャンペーンや石油備蓄施設の拡充など長期対策も普段の水準だ。

また、当初、今年の平均石油価格(ドバイ油基準)を1バーレル28ドルと予想して発表した経済成長率展望値(5%半ば)もまだ修正していない。今年1月1日から今月4日までドバイ油価格は31.91ドルで当初の展望値よりも3.91ドル高くなっている。



宋眞洽 jinhup@donga.com