
「反乱を夢見る」
2004アテネ五輪を8日後に控え、新しい神話作りに挑戦する陸上スターのしのぎ合いも激しくなってきた。
「人間弾丸」の対決で関心を集めている男子100mで最も注目されている選手はジャマイカの新鋭アサファ・パウエル(22)。先月31日に行われた国際陸上連盟(IAAF)スーパーグランプリ大会で9秒91で優勝したパウエルは、4日発表されたIAAF世界ランキングで初めて首位(1389点)を占め、世代交代の主役に浮上した。2位は今季最高記録(9秒88)の保持者であるショーン・クロフォード(米国、1327点)。
現世界記録(9秒78)の保持者であるティム・モンゴメリ(米国)の五輪選抜戦脱落により、アテネ五輪優勝の本名とされていたモリス・グリーン(最高記録9秒79、今季最高記録9秒91)も、最近、不振の連続で5位(1319点)に落ち、シドニー五輪に続く五輪2連覇の達成は難しいもよう。
シドニー五輪の優勝者であるマリオン・ジョーンズ(米国)の五輪選抜戦脱落で面白さが半減した女子100mでは、今季最高記録の保持者であるイベット・ラロワ(ブルガリア、10秒77)と世界ランキング1、2位のクリスティ・ゲインズ、トリー・エドワーズ(以上米国)の三つ巴になりそうだ。
フィールド種目で最も人気の高い女子棒高跳びでは、5mが突破できるかどうかが最大の関心の的。最近、2回連続して世界記録を更新したロシアの新星エレーナ・イシンバエワ(1404点、22)がチーム同僚でありライバルでもあるスベトラーナ・フェオファノワ(1390点、24)を抜いて首位になり、「人間鳥」競争に火をつけた。
15歳まで体操をしていたため弾力に優れているイシンバエワは、昨年7月、ステーシー・ドラギラ(米国、シドニー五輪金メダリスト)が保有していた4m80の世界記録を突破し、先月26日、バーミンガム・グランプリ陸上大会では4m89でフェオファノワの従来の世界記録(4m88)を塗り替えた。その5日後の31日、ロンドン・グランプリでは4m90を跳び、「魔の5m」突破を目前にしている。
男女中距離も番狂わせを予告している。「モザンビークの筋肉聖母」マリア・ムトラ(女子800m)と「中距離の帝王」ヒチャム・エルゲルージ(モロッコ、男子1500m)が先月、それぞれ27連勝と29連勝の行進を止めたためだ。
世界選手権大会4連覇と世界室内選手権大会6連覇を達成したムトラは、依然、優勝候補1位。しかし、今季最高記録では、ヨランダ・チェプラク(スロベニア、1分57秒68)とタティアナ・アンドリアノワ(ロシア、1分57秒71)に抜かれて3位(1分57秒72)になった。
1996年以来83大会で81回も優勝しているエルゲルージ(今季最高記録3分29秒18)も先月3日、ローマ・ゴールデンリーグ大会でバーレーンのラシド・ラムジ(3分30秒25)に1秒差で破れ、金城鉄壁にひびが入った。
金尙浩 hyangsan@donga.com






