ソウル冠岳区奉天洞(クァナック・ポンチョンドン)に住む主婦のカン某さん(40)は今月初め、マンション購入資金の1億ウォンを長期ローンで借りるため各銀行の貸出金利を比較してみた。
カンさんの目をひいたのはA銀行とB銀行の長期住宅担保ローン商品。A銀行が当初提示した金利は年5.81%だったが最初の6ヵ月間は0.4%ポイント割引してくれると言う。B銀行も年6.11%だが最初の1年間は0.7%ポイントを割引するという条件だった。
カンさんが主に利用してきたC銀行の貸出金利は年5.70%。貸出初期にA銀行とB銀行の金利の方が0.29%ポイント安い。
しかし、カンさんが1億ウォンを15年間借りるとすれば、金融費用はむしろC銀行の方が安いことになる。
▲「期限つき」の金利割引商品はむしろ損〓A銀行の最初の6ヵ月の金利は5.41%だが、その後の14年6ヵ月間は5.81%の金利が適用される。これを15年の平均金利で換算すると5.80%。
B銀行もやはり最初の1年は5.41%が適用されるが、その後の14年は6.11%で15年間の平均金利は6.06%。
初期はA、B銀行の金利がC銀行よりも0.29%安いが、一定期間が過ぎれば金利が高くなって優待効果が消えるということだ。
実際にカンさんがA銀行から1億ウォンを借りたとすれば、毎年払う平均利子費用は579万6600ウォンで15年間の総利子費用は8694万9000ウォン。B銀行は年平均利子が606万3300ウォンで総利子費用は9094万9500ウォンだ。
C銀行の総利子費用8550万ウォンよりそれぞれ145万ウォン、545万ウォン多く出すことになる。
ただ、余裕資金が足りない人には初期に金融負担を減らせる条件付きの割引商品が有利だというのが銀行側の説明だ。
▲最大金利を打ち出す定期積立金もしっかり計算を〓顧客を呼び込むために初期の優待金利を打ち出すのは定期積立金も同様だ。D銀行のある定期積立金商品は「年金利4.25%」(7月初旬基準)を打ち出し、銀行の中で最高の金利をアピールする。
しかし、同商品は最初の月の入金額にだけ最高金利を保証し、3ヵ月単位で△3.85%△3.8%△3.5%と低くなり最後の2ヵ月は3.35%にまで落ちる。実際の1年間の平均金利は年3.7%というわけだ。
この銀行は商品販売の際に「入金件別差等金利適用」という曖昧な但し書きを付けている。しかし、この説明を見るだけで3ヵ月ごとに金利が低くなる変動金利を意味するのだと分かる消費者は少ないだろう。
韓国金融研究院のチェ・ゴンピル博士は「金利変動がそれぞれ違う商品は全期間の平均金利を確かめたほうが賢明だ」と指摘した。
金昌源 changkim@donga.com






