日本人拉北被害者の曽我ひとみさん(45)と夫の元在韓米軍脱走兵チャールズ・ロバート・ジェンキンスさん(64)が18日、2人の娘と一緒に治療のため、日本に入国した。
日本政府が用意したチャーター機でインドネシアのジャカルタを出発したジェンキンスさんは同日の夕方、東京・羽田空港に到着してただちに病院に入院した。
細田博之日本官房長官はジャカルタに派遣された日本医療陣がジェンキンスさんを診察した結果、今年4月に北朝鮮で手術を受けた胃の部位が化膿し、細菌感染の憂慮があり、他の内臓疾患の疑いもあると語った。
蘇我さんと2人の娘もしばらく病院で一緒に生活する予定だ。
日本政府はジェンキンスさんの身柄処理をめぐって米国側と交渉を行っており、少なくとも治療期間中は身柄引き渡し要求をしないという了解を得たという。
これと関連して、ハワード・ベーカー駐日米国大使は16日、自民党の参議員らと会って、私見であることを前提に、ジェンキンスさんが脱走の疑いを認めれば形量を低くするという「有罪答弁取引(Plea Bargaining)」を提案した。
日本の各マスコミは、ジェンキンスさんが治療後、起訴されても実刑を受ける可能性は高くないものとみている。ジェンキンスさんは17日、インドネシアのメガワティ・スカルノ・プトゥリ大統領と面談した席で「日本へ行った場合の危険について分かっている」と話しており、米軍当局に起訴されても甘受するという意思を表明した。
ジェンキンスさんは1965年に非武装地帯でパトロール任務中に北朝鮮へ逃走。日本から拉北された蘇我さんと北朝鮮で結婚した。その後、蘇我さんが日本に帰国しても、2人の娘と一緒に北朝鮮に残っていたが、日本政府の仲裁で今月9日、米国と犯罪人引渡條約を締結していないインドネシアで蘇我さんと再会した。
朴元在 parkwj@donga.com






