韓国陸上界に、「短距離界のヒディンク」宮川千秋コーチ(日本東海大教授)に学ぼうという風が熱く吹いている。
宮川教授はアジア男子100m記録(10秒F)保有者である伊藤選手を育てた日本短距離の父。昨年末からチョン・ドクヒョン(忠南大)など短距離有望株を育てて、25年間破られなかった男子100m韓国記録(10秒34、ソ・マルグ、1979年メキシコ・ユニバーシアード)をいよいよ破るものと期待を集めている。
宮川教授は韓国選手たちのフォームを完全に改め直して、韓国陸上短距離に新風を吹き入れている。韓国選手たちが千編一律的におびただしいパワーが要求される西洋選手のフォームで走ったのを、アジア人の体型に合うフォームに変えているのだ。膝を高く上げずに走って、力の無駄使いを防ぐ走法だ。
宮川教授から指導を受けたチョン・ドクヒョン(10秒62)をはじめ、朴センヒョン(忠南大・400m・48秒54)、朴チャヌリ(京畿体高・女子200m・25秒38)などが個人記録を更新するか、引き続き良い記録を維持すると、短距離コーチと監督たちが「何かがある」といって競って学ぼうとしているのだ。
特に、大田(テジョン)体高は2年生のイム・ジェヨルが種別大会で、男子200mで21秒61を記録し、今シーズン大学一般部全体で最高記録を樹立すると、全ての短距離プログラムを「宮川式」に変えた。光州(クァンジュ)体高と京畿(キョンギ)体高も同じだ。水原(スウォン)市役所のムン・ヨングク(100m・10秒69)も1カ月前から、宮川教授から指導を受けている。
宮川教授の通訳を担当している金ヨングン大韓陸上競技連盟代理は、「訓練の時や、大会の時になれば、宮川教授の指導法を遠目からでも見守ろうとするコーチと監督が多く目に付く」と言った。
一方、9日、大邱(テグ)ユニバーシアード競技場で開かれた全国陸上選手権大会で、宮川教授の高弟、チョン・ドクヒョンは、チャン・ジェグン代表チーム監督の高弟、カン・テソク(安養市役所)と初めて直接正面対決を繰り広げたが、依然大きな実力の差を見せている。チョン・ドクヒョンは10秒77で第5位、カン・テソクは10秒60で第1位を占めた。
梁鍾久 yjongk@donga.com






