イラク統治評議会(IGC)が28日アヤド・アラウィ氏を首相に指名した直後の米国と国連の反応はそれほど歓迎する様子ではなかった。
ホワイトハウスのマクレラン報道官は発表3時間後に、「アラウィ氏は候補者の一人」と論評した。国連のスポークスマンは、「私たちが期待していたものではないが、イラク人が同意しているようだから、これに協力する」と述べた。
だが、米国と国連の反応は時間が経つにつれて、「歓迎する」ムードに変わっいった。だが、首相指名をめぐる米国と国連の反応は、暫定政府の人選問題をめぐってIGC、米国、国連の間で神経戦が行われていることを示している。
▲声を高めるIGC〓ワシントンポスト紙は30日、「IGCが米国や国連の虚を突いている」という見出しの下に、人選過程で膨らんだ葛藤を報道した。大統領指名が代表的なケースにあげられた。米国と国連はスンニ派のパチャーチ氏を推しているが、IGCの相当数の議員はこれに反対しているという。パチャーチは穏健で西側寄りの性向でホワイトハウスが適任者とする人物。だが、IGCは米国の影響を相対的により少なく受けるスンニ派の指導者ガジ・アジル・ヤワルを候補にあげている。
アラウィ首相指名発表でも葛藤が現れた。首相指名者を最終決定し発表するのは、国連のブラヒミ事務総長特別顧問の役割だった。ブラヒミ顧問は当初、シェハレスタニ氏を首相に指名しようとしたが、IGCの「亡命客クラブ」が歯止めをかけたものと知られている。ブラヒミ顧問側は首相指名発表に、「全く介入していない。びっくりした」と立場を表明した。
▲IGC、米国、国連の同床異夢〓このような葛藤を引き起こしているのは、暫定政府の人選と関連して三人三様に考えが違っているためだ。
米国は思惑通りに暫定政府が構成されるよう、IGCに大きな権限を与えていない。だが、IGCは、「IGC委員は反逆の追従者」という非難をイラク人から受けている状況から逃れようとして自分たちが決定的な役割をしていると大衆に知らせたがっている。
国連はできるだけ政治色のない人選で暫定政府を構成しようとしている。ブラヒミ顧問は暫定政権が中立性を保ち、選挙を準備するためには官僚出身が選出されるべきだと考えている。だが、この構想は政治家を大挙含めようとするIGCの立場と相反するものだ。
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