Go to contents

個人のドル保有高が過去最高 不安心理反映

個人のドル保有高が過去最高 不安心理反映

Posted May. 24, 2004 22:29,   

「まずは両替しておこう」

原油価格の高騰と景気低迷に対する不安心理が拡散していることから、一部の富裕層と中間階層を中心に、「外貨保有ブーム」が再び起こっている。未来に対する不安感で通貨危機当時に広がった「ドルの買い溜め」現象が再燃する兆しが伺える。

外資系投資銀行に勤めているA氏(30)は、給料日には決まって銀行を訪れる。生活費だけを差し引いて残りは全部ドルに両替して預金するためだ。

A氏は、「経済不安と安保不安などで投資先を決めるのが難しいためだ。でも、ドルを持っていれば頼りになる」と言った。1年間、外貨預金通帳を維持しているというA氏は、「大半の人が他人に言うのを憚っているだけで、実際にはこのように預金する人が大幅に増えた」と打ち明けた。

韓国銀行によれば、4月15日現在、居住者外貨預金残額は191億4000万ドルで史上最高値だ。このうち、企業でなく個人が保有している残額の比重は02年19%、昨年29%に続いて、今年3月には30%に到逹した。

同行の国際局関係者は、「個人部門が増えたのは、国内の金利水準が低いことによる理財性投資の性格と、未来に対する漠然たる不安心理が混在して表われる外貨需要だと分析される」と話した。

特別な用途なしに韓国ウォンをドルに両替するケースも頻繁だ。

K銀行瑞草洞(ソチョドン)支店外国為替係の金某課長は、「ドルに替える顧客たちと話してみると、経済が不安なのでドルを家に保管しておくという人も多い」と言った。このため、一家総動員で1人当たり限度額である1万ドル未満ずつを両替するケースも珍しくないという。