▲「ママはマネージャー」〓学期の初め、学生の代りに父母が受講申請をするのは、近ごろの大学では良くあることだ。
Y大学の朴教授は「学期の初め、一部の父母が新入生のオリエンテーションにまで付いてきて、受講申請に関する説明を聞き、十分理解できない部分を教授に確認しては、直接受講申請して帰った」と、呆れた様子だった。
K大学法学部の教職員は「ある父母が『うちの息子は司法試験の準備をしていて、受講申請する時間も惜しいので、私が代りに来た』と言った」と語った。
とりわけ、各大学の広報モデルや交換留学生を選抜する期間中、当該部署の職員たちは、一日中父母からの電話攻めに振り回される。
現在、広報モデルを選抜しているS女子大学教職員の李氏は「『うちの娘が広報モデルになりたがっているが、どうすればいいのか』、『カメラテストを受ける時、服装はどうすればいいか』など、父母から問い合せの電話が殺到して、ほかの仕事ができない」と話している。
S大学国際協力部のチョン氏は「交換留学生の選抜に落ちた場合、父母から『どうしてうちの子が選抜に漏れたのか』と、抗議してくることもある」と話した。
大学生の娘を持つ金さん(45、女、京畿道議政府市)は「ますます激しくなる競争社会を、娘1人で生き抜くのは至難の技」だとしながら「独立心が無くなるか心配もあるが、親が上手く導かなければ、という考えが優先」だと語った。
▲専門家の診断〓専門家は、韓国の親の並外れた子煩悩と、成功と出世指向的な社会文化、深刻化する就職難など、激しさを増す競争の様相が、大学における「過剰な教育熱」を引起こしたと分析する。
延世大学の黄相旻(ファン・サンミン、心理学)教授は「韓国の親たちは、自分と子どもを分離できずにいる。そのため、大学においてまでそのような現象が現れる」としながら「親が、子どもの結婚および家の購入まで責任を持つのも、代りに受講申請や単位の管理をするのと同じことだ」として皮肉った。
ソウル大学の韓崇熙(ハン・スンヒ、教育学)教授は「未熟な大人を量産しないために、正しい教育のあり方に対する根本的な省察が必要な時だ」と指摘している。
趙梨榮 申水晶 lycho@donga.com crystal@donga.com






