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肥満児、10人のうち6人が成人後も肥満になる

肥満児、10人のうち6人が成人後も肥満になる

Posted March. 14, 2004 23:28,   

「ぼくがデブでもママはぼくのこと愛してるの」

ソウル瑞草(ソチョ)区盤浦(バンポ)洞に住む小学校3年生のソンウォン君が、母親に電話をかけて、出し抜けにこう言った。

ソンウォン君は父親の仕事のため、6歳の時から2年間外国暮らしをしたのがきっかけで、体重が増え始めた。

現在、身長130センチで体重は43キロ。この頃、ソンウォン君は母親に一日に3、4回も自分が太っているかと尋ねる。ソンウォン君の母親は気が気でない。最近、ソンウォン君が学校の友達を殴ったり、他人の物を盗むという担任の先生の電話のためだけではない。学校の子たちにデブだとからかわれたり、一緒に遊んでくれないというソンウォン君の言葉に胸が痛むからだ。

京畿道安養(キョンギド・アンヤンシ)に住むヒョンス(13)君は、学校から帰るとコンピューターゲーム、マンガ、テレビを見て過ごしている。他の子たちが通っている学習塾にも行かない。他の子たちが自分のことをデブだとからかって嫌うというのだ。

ヒョンス君の母親が水泳やジムに通わせようとしても同じこと。ヒョンス君の母親は最近、学校の健康検診でヒョンスに脂肪肝とコレステロールの数値がやや高いという話を聞き、心配で気が気でない。

▲深刻なこどもの肥満〓ソウル市学校保険院によると、1979〜1996年の間、ソウルで肥満と判定された児童は男子が6.4倍(1979年の3.6%から1996年は23%)、女子は4.7倍(1979年の3.3%から1996年は15.5%)に増えた。

肥満の子供は、大人になっても肥満になる確率が60〜80%程度高い。体脂肪が急速に増えるだけでなく、生活習慣が形成される時期であるからだ。

1998年の国民栄養調査によると、10〜19歳の小児および青少年期で肥満度が高くなるほど、同じ年齢の正常体重をもつ児童に比べ高血圧は6.3倍、高脂血症は4.8倍程度高いことが分かった。彼らは、成人した後も脂肪肝、高脂血症、糖尿病、高血圧など、慢性疾患の発生比率が高くなる。

▲肥満がもたらす苦痛〓「友達が遊んでくれないかと心配です」「デブだとからかわれ、鼻血が出るくらい殴ってやりました」「太ってる人は怠け者ですか」「自信がありません」

問題は、肥満がヒョンスやソンウォン君のように、もう一つの精神的病をもたらしかねないということにある。

外国のある資料によると、肥満児の90%が、体重を減らせば友達にからかわれたり殴られるのが和らぐと考えていることが分かった。また、69%は、もっと痩せれば友達が増えると考えている。このように、肥満児は、正常な体重をもつ子に比べ、相対的に自信がなく、憂うつ症になりやすく、身体に対する否定的なイメージを持つ場合が多い。

太った子どもたちに見られる自信の無さは、両親や先生ですら肥満を否定的に見ており、気に入らないと思っているという考えが直接・間接に子どもに影響を及ぼすからである。

自分の身体に対する否定的な考え方も同様。体重は十分コントロールできる問題であるにもかかわらず、ほとんどの人が、太っているを怠けから来る天性と関連づけて考えている。

子どもたちは自分が太っているために、周りから怠けているとか、自分をコントロールできない子だと非難されることを無意識のうちに恐れている。これがまさに、肥満児の憂うつ症の危険性を高めているのだ。

したがって、親は子どもに対し、無意識のうちに感じる否定的な見方を捨てて、子ども自ら、太っていない子と比べて違った扱いを受けているという考えを持たないよう、配慮する必要がある。

(アドバイス〓翰林大学家庭医学科の朴キョンヒ教授、江北三星病院家庭医学科のソン・ウンジュ教授、ナヌム肥満食事障害クリニックのホ・シヨン院長)



李眞漢 likeday@donga.com