全斗換(チョン・ドゥファン)元大統領の次男、全在庸(ジェヨン)容疑者の秘密資金167億ウォンとは別に、全元大統領の秘密資金と推定される100億ウォン台の資金がさらに検察に把握された。
最高検察庁中央捜査部(安大煕検事長)は19日、債券追跡を通じて全斗換氏が大統領に在任していた当時、大統領秘書官を務めたチャン氏ら3名の名義で開設された100億ウォン台の口座を最近確保したことを明らかにした。
検察はこのお金のうち6000万ウォンが全元大統領のソウル西大門区延喜洞(ソデムング・ヨンヒドン)の自宅修理費や全元大統領の年賀状印刷費などに使われた事実を確認し、このお金が全元大統領が隠した秘密資金の一部である可能性が高いとみて、捜査を進めている。
しかし、このお金を管理していたチャン氏や金氏ら、全元大統領の側近2人が検察の債券追跡が始まった昨年10月、突然米国に出国したため、お金と全元大統領との関連性を完全に特定できずにいる。
検察は同日午後1時、こうした内容を確認するため、最高検中央捜査部の柳在晩(ユ・ジェマン)2課長ら4名の捜査チームを延喜洞(ヨンヒドン)の全元大統領の自宅に送って訪問捜査を実施した。検察は全元大統領を相手に全在庸容疑者が管理した秘密資金167億ウォンの中で73億ウォンが全元大統領の秘密資金から流入した経緯と隠匿した秘密資金がさらにあるかどうかなどについて調べた。
一方、全元大統領は1997年4月、最高裁判所で追徴金2205億ウォンを言い渡された後、この中で333億ウォンだけ国庫に還収されて追徴実績が15.1%に止まった。
jefflee@donga.com






