金融監督院(金監院)が2002年12月、金泉(キムチョン)貯蓄銀行が偽名による貸付を行ったという具体的な情報提供を受けてからも、翌年の2月4日になるまで調査に着手しなかったことが明らかになった。
また、その1ヵ月前の11月、同行の実質的な買主が「グッドマネー」という情報を得てからも、これを信憑性の薄いものと誤った判断をしていた。
金監院が諜報と情報提供を入手した11月と12月は、グッドマネーが大統領選挙資金を渡したとされる時期と一致する。
さらに、グッドマネーが不法貸付を行う過程で名義貸与者を募集した金ジンヒ氏は「金監院が圧力を受けたものと聞いている」と明らかにし、金監院が外部から圧力を受けて手抜き調査をしたのではないかという疑惑が提起されている。
▲釈然としない後手捜査〓金監院は2002年11月12日、同行の実質的買主がグッドマネーであると推定されるとの情報を入手した。翌月の16日には同行が偽名で貸付を行うという情報提供を受けた。
しかし、金監院は直ちにの調査に着手せず、翌年の2月4日になって現場調査に乗り出した。
これと関連して、兪炳泰(ユ・ビョンテ)ノーンバンク検査1局長は「02年9月に同行のオーナーが変わってから与信・受信金額が急激に増加したため、03年の第1四半期(1〜3月)に検査することに決めた」と釈明した。
検査時期を延ばした理由については「12月中旬からは検査対象の各会社が決算などで忙しい時期であるために検査をしなかった。また当時、警察庁と合同で年末年始に金融会社の防犯実態を点検していていたため人材に余裕がなかった」と説明した。
▲手抜き調査への疑惑〓金監院は同行の不法貸付だけを調査して、同行のユン・ギョヨン代表取締役、筆頭株主のファン・ユングァン氏、グッドマネーの金ヨンフン前代表など8人を検察に告発した。
しかし、金監院は同行の実質的な買主がグッドマネーという情報に対して、ユン代表取締役と面談した結果のみに基づいて信憑性が落ちると判断した。また、グッドマネーに対しては最初から調査をしなかった。
兪局長は「貸金仲介業者はわれわれの所管ではない。また、金前代表に会ったこともない」と明らかにした。
しかし、貸付業界のある関係者は「事実上グッドマネーの経営陣が同行を支配しない限り、544億ウォンの不法貸付はできない」とし「特に不法貸付を主導したグッドマネーの社員らは同行出身であると聞いている」と主張した。
このため、金監院が同行を調査する過程で、グッドマネーの関連部分に目をつぶったのではかという疑惑も提起されている。
鞖克仁 bae2150@donga.com






