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聴覚障害乗り越え野球に希望を・・・忠州聖心学校野球部

聴覚障害乗り越え野球に希望を・・・忠州聖心学校野球部

Posted December. 30, 2003 22:42,   

「今年は大会に出場したことだけでも意味ある一年でした。来年からは私たちも堂々と実力で戦います」。

忠清北道(チュンチョンブクト)にある忠州聖心(チュンジュソンシム)学校の野球部員21人には冬休みがない。寒いからと怠ける暇がないからだ。校内の合宿所にまた集まって冬季訓練に入ったのが26日。午前はランニングやウェートなど基礎体力、午後はキャッチボール、守備練習など基本トレーニング、夕方にはピッチング・マシンで打撃練習をしている。来月には1週間の日程で清州世光(チョンジュセグァン)高との合同訓練も予定されている。

聴覚障害者では韓国初の忠州聖心学校・野球部が結成されたのは昨年9月。結成を積極的に後押ししたチョ・イルヨン教頭は「ほとんどが単純生産職にしか進出できない聴覚障害の生徒らに野球を通じて新しいビジョンや自信を持たせたかった」と話している。

忠州聖心学校の野球部がはじめて全国大会に参加したのは今年8月の鳳凰旗全国高校野球大会。ソンナム西高との初戦で1−10で7回コールド負けになった。

野球を始めて1年も経たない障害者選手たちが、小学校から10年近く野球をしてきた一般高校の選手の相手にならないのは当然だった。無得点を免れたことだけでも幸いだった。選手らは負けてはいたが、勝利よりも貴重な得点、そしてそれよりもはるかに貴重な自信と希望を手に入れたと自負している。

彼らにとって聴覚障害よりもつらかったのは心の奥に深く潜んでいる敗北意識と簡単にあきらめてしまう弱い意志。金インテ監督(47)は「選手らに何よりも粘り強くベストを尽くせと注文した。そうしたら、すぐあきらめていた彼らの精神力が大変強くなった」と満足げに話す。

しかし、まったく順調だとは言えない。鳳凰旗大会以来、チームの中心打者を含めて数人が野球をやめた。新しい選手もなかなか見つからない。そうした中で最近いいことがあった。ソンナム高の野球選手の李ヒョンチョル(16)が転校してきたのだ。小学校時代から野球をしてきた李は戦力に大きなプラスとなるはず。

補聴器をして、不完全ではあってもコミュニケーションが可能な李は「忠州聖心学校の友達と野球をする方が面白い。野球で頑張って大学にも行きたいし、プロにも進出したい」と話した。

大リーグのヤンキースでプレーしている聴覚障害の野球選手カーティス・プライド外野手。彼は「私の障害は私を集中させてくれる。あきらめないように、同情されないように、ひとと違う処遇を受けないようにと私に教える」と話している。

忠州聖心学校の野球部員21人は今日も「韓国のプライド」を夢見て汗を流している。



jaeyuna@donga.com