パスポートを偽造して韓国に入国しようとしたが、中国公安に逮捕された元韓国軍捕虜の全竜日氏(チョン・ヨンイル、72)が抑留41日ぶりの24日午後4時18分、仁川(インチョン)国際空港を通って入国した。
全氏は韓国戦争の終盤である1953年7月、江原(カンウォン)ジェアム山の戦闘で北朝鮮人民軍に捕まって以来、50年5ヵ月ぶりの帰還だ。
全氏は空港の記者会見で「過去50年間は韓国のために務めた時期だった」と短く話した後、直ちに情報関係機関が用意したソウル市内の合同尋問所に向かった。
全氏は同日、北脱出の女性、チェ・ウンヒ氏(67)と一緒に入国した。
全氏は今年6月に北朝鮮を脱出した後、9月に中国北京の駐在韓国大使館に行って、韓国軍捕虜の身分と韓国行きの意思を明らかにしたが、国防部は全氏が韓国軍捕虜だという事実を確認することができず、駐中韓国大使館側も全氏の問題に対してははっきりせず、入国が遅れた。
このため、全氏は独自に入国を試みたが、先月13日に浙江の杭州空港で偽造パスポート所持の疑いで中国公安に逮捕された。
全氏はその後、北朝鮮との隣接地域である図們の収容所に移送されたが、彼が韓国軍捕虜であることを後で確認した韓国政府が、中国との交渉を通じて送還に向けて努力を傾けた結果、祖国に帰って来れることになった。
慶尚北道永川(キョンサンプクド・ヨンチョン)出身である全氏は、故郷である慶尚北道永川と大邱(テグ)に姉の全ヨンオク氏(78)ら4人の家族がいる。
94年10月、チョ・チャンホ少尉が入国してから、これまで北朝鮮を脱出して入国した韓国軍捕虜は全氏を含めて34人にのぼる。
崔虎元 bestiger@donga.com






