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「クリスマス特別市」にようこそ!

Posted December. 17, 2003 23:27,   

ピーター・パンのネバーランド(Neverland)と龍仁(ヨンイン)のエバーランド(Everland)。ネバーランドはピーター・パンの故郷だ。永遠に年を取らず、子供のままでいられる幻の空間だ。ダスティン・ホフマンが出演した映画「フック」に登場する年老いたピーター・パン(ロビン・ウィリアムズ)は、ネバーランドを去ったためにそのようになったのだ。

一方、エバーランドはどうか。エバー(Ever)は「永遠」という意味の単語だ。その「永遠」には現実では実現できない「永遠な夢の国、ネバーランド」が重なる。そのネバーランドとエバーランドの共通点は「永遠の空間」で、大人には童心に帰らせる思い出を、子供には幻想溢れる夢を育ませるところであろう。

そのエバーランドにとってクリスマス・シーズンは最高の祝日だ。クリスマスそのものが「マジック(magic/魔法)ではないか。普段とは違って見知らぬ人ともあいさつを交わし、忘れていたひとにはカードを送り、離れている家族は再会して愛を確認し合い、互いの過去の過ちを許し合う。そして、みんながサンタクロースのようにプレゼントを贈る和解と愛の魔法にかかる時間なのだ。エバーランドにできた「サンタ・ビレッジ」はそのようなマジックを象徴しているところだ。

5月は一面のチューリップ畑だった(フォーシーズンズ・ガーデン、6000坪)。今はサンタ・ビレッジに衣替えしている。サンタクロース(もちろん観光用だが)が住む北極圏付近のロバニエミ(フィンランド)のサンタ村よりも童話的だ。かわいらしい家やキャラクター、クリスマス・プレゼントで飾られた広場。そこに足を入れる者は誰でもマジックにかかってしまう。心は開かれ、容赦、和解、愛が怒りや葛藤、憎悪を追い出すような魔法。

欧州の今ごろの風景。市庁の壁と公園の木々はクリスマスの飾りに衣替えし、市庁広場ではクリスマス・マーケットが開かれる。そこを行き来する子連れの家族は、市場の屋台でプレゼントや飾りを買ったり、立ち食いを楽しむ。子供たちはお菓子とチョコレートを食べ、大人たちはシナモン、砂糖、オレンジを入れて温めた「グリューワイン(Gluewein、ワイン)を息を吹きかけながら飲む。隣の臨時郵便局ではカードを送る人で長い列ができる。

このような風景に、今年は「クリスマス特別市」のエバーランドで出会える。クリスマス・マーケットは正門前に位置する。そこでは500余種類のクリスマス・テーマ商品が買える。もちろんグリューワイン一杯で冷え込んだ体を温めることもできる。30万個の電球できれいに飾られたクリスマス・ツリーもあちこちに見受けられる。このクリスマス・ムードは点灯式(毎日午後5時30分)とともに最高潮に達する。公園が「魔法の城」に変わるのもこのイルミネーションが光を放つこの時間からだ。

目で見るクリスマスに耳で聞くクリスマスが加わると、人々は日常を忘れて祭りの楽しさに酔い始める。フリーパスに含まれるにはもったいないほど、面白い舞台パフォーマンスとパレードが繰り広げられる。「クリスマスの夢」(屋内公演)は年末の定番舞台「くるみ割り人形」と「スクルージ」を踊りに表現した舞台。30分が短く感じられる素敵な舞台だ。

サンタ服装の合唱団とブラスバンド公演(野外)の「キャロル・ファンタジー」や、100人以上の多国籍の団員によって展開される「クリスマス・ファンタジー・パレード」も見逃したくない。最近世界テーマパーク協会から大賞を受賞した夜間のイルミネーション・パレード(ムーンライト・パレード)はびっくりするほど幻想的なストリート・パフォーマンスだ。

しかし、ハイライトは別にある。毎日午後8時10分、サンタ・ビレッジの夜空を舞台に繰り広げられる照明ショー「クリスマス・マジック・イン・ザ・スカイ」がそれだ。空に向けられた12基のサーチライトの照明が、花火や人口雪などとともに描き出す空の夜景。これまで国内では見られなかったファンタスティックなシーンだ。20mの高さを2000個の電球で飾ったトナカイそりに乗ったサンタが飛んでゆく場面は圧巻だ。

今年のクリスマスにはエバーランドのサンタ・ビレッジでパラソル形の野外ストーブに冷え込んだ体を温めながらクリスマスを体で感じてみてはどうだろうか。公園のレストランには特別メニューも用意してある。中でもサンタ・ビレッジの隣のレストラン「フランダース」の窓際席は公演も見える場所。このすべてのイベントは100億ウォンもかけて1年間準備したもので、「クリスマス・ホリデー・ファンタジー」と題して行われている。



summer@donga.com