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双竜自動車、中国に売却

Posted December. 16, 2003 23:12,   

中国最大手の国営石油化学グループの藍星がワークアウト企業の双竜(サンヨン)自動車を買収する優先交渉対象者に事実上決まった。

双竜車売却の主幹事会社である三逸(サムイル)会計法人は16日、入札提案書を出した国内外の自動車メーカーのうち藍星グループが最高点を取ったとして、債権団にこのように勧告した。朝興(チョフン)銀行など債権団は75%以上の内部同意を受け、今週中に優先交渉対象者を確定する方針だ。

1984年設立された藍星グループは現在、上場企業3社など100数社の企業からなる国営企業群だ。傘下の「中型自動車」を通じて軍用ジープの生産と自動車整備事業を手がけている。

藍星グループは、双竜車の同日の時価(1株当たり1万900ウォン)水準の1万1000ウォン代の買収価格を提案し、債権団の持ち株55.4%の大部分を占める48.9%を買収する計画だと伝えられている。買収総額は約6500億ウォン。

債権団は今月末までに藍星と覚書(MOU)を締結し、2〜3カ月間の精密実査を経て来年第1四半期中に本契約を結ぶ方針だ。

藍星グループは買収提案書の中で、韓国を生産と研究開発(R&D)の足がかりにし、現在の雇用を保障する一方、現経営陣に経営を任せて取締役会を通じ意思決定に参加する意向を示した。

藍星はまた「2010年まで7億ドルを投資し、双竜車の生産設備とR&D部門を補強し、中国にも3億ドルをかけて中車自動車のサービス網を1万以上に増やすなど総額10億ドルを投資する」と発表した。



申錫昊 李那姸 kyle@donga.com larosa@donga.com