プロバスケットボールのKCCとSKがチョン・ヒチョルとチョ・ソンウォンを交換する大型トレードを断行した。両球団は3日、KCCがチョン・ヒチョルとホン・サブンを渡して、SKのチョ・ソンウォンとカン・ジュングを連れてくる2対2のトレードが実現したと明らかにした。
「エアボーン」のチョン・ヒチョルは2002〜2003のオールスターに選ばれており、李サンミンと共に大勢のサポーターを有するKCCの看板スター。「カンガルーシューター」と呼ばれるチョ・ソンウォンもLG所属だった2000〜2001シーズンに最優秀選手賞(MVP)と3点シュート賞を同時に受賞した特級シューター。
両チームが彼らのトレードを決めたのは、2人の今年の成績が期待より振るわなかったため。外郭シュートには長けているが、ゴール下での競り合いを避けていると指摘されたチョン・ヒチョルは今シーズン、再跳躍を狙っていた。しかし、シーズン開幕直後、膝のケガでもたついた後、再びスランプにおちいった。チョン・ヒチョルは昨シーズン1試合当り10得点を記録したが、今シーズンは5.9点だった。
チョ・ソンウォンも昨シーズン1試合当たり15.7得点を記録したが、今シーズンは12得点に止まっている。チョ・ソンウォンは最近、試合途中に出場時間などをめぐって不満を露骨に表しており、チーム内での不和説も出回った。97年、KCCの前身の現代(ヒョンデ)所属でデビューしたチョ・ソンウォンにとっては、今回のトレードが実家への復帰になる。
今回のトレードはKCCが先に要請した。優勝を狙うKCCとしては優れた外郭シューターが必要で、チョ・ソンウォンがそうした役割を担ってくれることを期待している。SKはチョン・ヒチョルの加勢でゴール下でのプレーが補強されることを望んでいる。
李元洪 bluesky@donga.com






