「大切な経験をした。来年シーズンの目標はすべての大会でカットオフをパスすることだ」
「タンク」崔京周(チェ・ギョンジュ、スーペリア、テーラーメイド、33)はもう、れっきとしたワールドスターに仲間入りしたようだ。世界トップゴルファー24人の1人になった事実だけで緊張してもおかしくはなかったが、はばかることなく堂々と戦った。
24日、南アフリカ共和国ファンコートジョージのリンクス・コース(パー73)で閉幕した米国と国際連合チームの男子ゴルフ対抗戦の「2003プレジデンツ・カップ」で、崔京周の位相が変わったことを改めて確認することができた。ワイルドカードで出場した今大会、序盤はコンディションの乱れで3連敗したものの、2連勝で試合を終え、自分の器量を遺憾なく発揮した。仲間と冗談を交わしたり、ファンの拍手喝采に余裕たっぶりの姿で手を振る姿には自信感がにじみ出ていた。
試合を終えた後、崔京周は「初出場の大会だったので馴染みが薄く、疲れと時差で苦労した。しかし、最後の2日間は良い結果が出せ、チームに貢献できたので嬉しい。これからもっと頑張りたいと思うキッカケになったし、メジャー大会優勝に向けた希望が見えてきた」と話した。彼はまた、「今日、初めて全世界に私のファンがいるということを感じた。ファンのみんなに一つでも多くのことを見せるためにもさらに運動に励み、家庭生活も模範的にやらなければならないと思う。冬季訓練では筋力強化に重点を置く」とつけ加えた。
一方、同大会は米国と国際連合チームが延長にもつれこんだ接戦のすえ、史上初めて共同優勝で終った。シングル・マッチ12試合の結果、両チームが勝ち点17—17で同点を記録した後、「皇帝」のタイガー・ウッズと「皇太子」のアーニー・エルス(南ア共和国)が史上初のプレー・オフ一騎打ちに入ったもの。しかしウッズとエルスは一歩も譲らぬ勝負を披露し、延長の第3ホールまで優劣をつけられないまま日が暮れ、大会本部と両チームは苦慮の末、引き分けを決定した。
金鍾錫 kjs0123@donga.com






