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ブッシュ氏の再選賭博か…どうなる、米のイラク政策

ブッシュ氏の再選賭博か…どうなる、米のイラク政策

Posted November. 14, 2003 23:01,   

ブッシュ米大統領の再選賭博か。名誉を保ちつつ手をひくためか。

ブッシュ政権が、イラクに早期主権移譲をするとし、様々な分析が出ている。しかし、米国の政治的、経済的利害があるだけに、イラク駐留米軍の早期撤収の可能性は低いというのが一般的な観測だ。

ホワイトハウスの主権移譲の約束にもかかわらず、イラクの未来は依然として予測しがたい。

▲主権移譲の方法〓米国は、「憲法制定→選挙→民主政府樹立→国際承認」という従来の戦略を修正して、まず自治権を持つ政府(指導者)を立てるという方向に変わった。

戦略修正は、△イラク抵抗勢力の攻勢強化△イラク暫定統治評議会の能力不足△12月15日に近づいたイラク民主化の日程提示期限などによるものだが、米マスコミは、急な戦略変更を来年の大統領選挙キャンペーンと結びつけている。

▲ブッシュ大統領の腹案〓来年の大統領選挙は11月2日に行われる。大統領選挙戦の幕を上げるアイオワ州コーカスとニューハンプシャー州の予備選挙は、約2ヵ月後にある。安保大統領として確固な再選基盤を固めたように見えるブッシュ大統領は、イラク駐留米軍の死亡者の増加で、人気が墜落している。

ラムズフェルド国防長官は13日、専用機での記者会見で「従来の戦略に固執すれば、民主政府樹立にまで2年かかる」と話した。イラクを現状態にしたまま、大統領選挙までただ待つことはできないという迂回した表現だ。

民主党は戦後復興予算870億ドルが議会を通過する間、イラク戦争の否定的イメージを有権者に植えつける大統領選挙戦略を駆使した。一方ブッシュ大統領は、イラクに対する言及を減らす代わりに、最近は景気回復の動向を考慮して減税政策效果の広報に力を注いでいる。

▲米国の政治目標が揺れる〓ブッシュ大統領の「新しい戦略」は、主権を早期に移譲することで、米国に対する敵対感を弱め、米軍の人命被害も減らして民営化など経済復旧作業に力を入れるという布石のようだ。

新しい戦略は、イラクに民主政府を立てて、中東民主化のテコにしようとするブッシュ政権の外交目標に支障が生じたことを意味する。ワシントンポスト紙は、共和党のヘーグル上院議員らの分析を引用して、「選挙結果によっては、米国が望まない独裁者が選出されたり、シーア派指導者が力を得ることもあり得る」と憂慮した。

ブッシュ政権は、イラクに対する米国の影響力が減少するという憂慮を意識して、来年上半期に立てるイラク臨時政府に主権移譲する条件として、△自由△法治△女権などの民主的価値と石油事業権などの経済利権を要求するだろうとウォールストリート・ジャーナルは伝えた。

▲米軍の撤収は時期尚早〓イラクで臨時政府が樹立されれば米国の影響力は減少するが、バグダッド駐在米大使館、米駐留軍、経済援助の3つで空白を埋めると米マスコミは見ている。

特に米軍は、親米政権樹立やイラク内の宗派・種族の葛藤抑制、フセイン残党掃討に絶対的な存在だ。バイドン上院議員は、「十分に準備ができていない状態で、治安をイラク軍に移譲することは災いだ」と指摘した。

ラムズフェルド長官は、「イラク戦略修正は物理的抑止力の早期撤収を意味しない」と釘をさし、国防総省も13日、米中部軍司令部をフロリダからカタールに前進配置したと発表した。



朴來正 ecopark@donga.com