Go to contents

宋斗律氏と吳吉男を対面させる

Posted October. 07, 2003 22:26,   

ドイツ在住の学者宋斗律(ソン・ドゥユル、59)氏の国家保安法違反容疑事件を捜査中のソウル地検公安1部(呉世憲部長検事) は7日、ドイツ留学時代に宋氏から北朝鮮入りを誘われたと主張した吳吉男(オ・ギルナム、61)氏を参考人資格で召還し取調べを行った。

検察は吳氏に対して1985年宋氏が「ぼくがあなたなら再び北朝鮮に帰る。われわれが頼れるところは北朝鮮しかない」として北朝鮮入りを誘ったという疑いとともに、宋氏が他の留学生たちに対しても北朝鮮入りを誘ったかについて調べた。検察は8日召還3回目の宋氏と吳氏を対面させる方法を検討中だ。

また検察は1997年に亡命した黄長鎏(ファン・ジャンヨプ)元北朝鮮労働党秘書を召還して取り調べを行う方法を検討中である。黄氏は98年7月頃「宋氏が金チョルスという仮名をもった北朝鮮労働党政治局の候補委員だ」と主張し、これに対して宋氏は「黄氏のうそで名誉を毀損された」として訴訟を起こしていた。

検察はまた宋氏が北朝鮮労働党の候補委員「金チョルス」に選任された過程と実際活動したかどうかを調べるため90年代後半亡命した元北朝鮮スパイの朴氏を一両日中に参考人として呼んで取り調べを行う模様だ。

朴氏は亡命直後「金チョルスは 韓国出身の非公開政治局候補委員で、対韓国スパイ活動関連人物」だと主張していた。



李相錄 myzodan@donga.com jefflee@donga.com