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「浪漫猫はもう忘れて下さい」

Posted September. 01, 2003 23:36,   

昨年、『浪漫猫』でロック復活のムードを巻き起こしたモダンロックバンド「チェリーフィルター」が3番目のアルバム『ザ・サード・アイ(The Third Eye)』を4日発売する。2番目のアルバム以後、ほぼ1年ぶりのこと。

「チェリーフィルター」はそれこそ「モダン」な印象のバンドだ。紅一点のボーカルを有する外形的な特性だけでなくても、今までの「反抗的ロッカー」とは程遠い。メンバーらの奇行や非行が噂されることもなく、お互いに仲良しで、ベーシストのヨン・ユングン(26)は、「けんかしないと言えばウソでしょうけど、本当にけんかしない」と話す。

一方、熱い人気を嫌悪することもない。「ソン・スター」というニックネームで呼ばれるドラマーのソン・サンヒョク(27)さんは、ミュージシャンでなく「エンターテイナー」と映るのを警戒しているが、「エンターテイナー」もやってみれば興味を感じそうだと話す。彼らの出発点であるクラブ公演は狭い室内のため息が詰まるが、大舞台よりもっと楽しいと言う。

今度発表したタイトル曲『鴨、飛ぶ』は前のヒット曲『浪漫猫』のように動物をテーマにしている軽快な歌。動物を素材にしたのは偶然の一致だ。正統ロックバラードの『スノーマン(Snow Man)』はオーケストラ伴奏を取り入れており、ラッパーMCのスナイパーと共演した『ノ・ピース・イエス・ウォー?(No Peace、Yes War?)』はロックとラップを混合した反戦メッセージの歌だ。また、『ダイブ(Dive)』は、のびのびするボーカルの強烈さが、『アッサラビア』はいたずらっ気あふれるパンクサウンドが印象的だ。

アルバムの全般的な特徴は豊かながらも明確なサウンド。彼らは「楽器を一つ一つ選別して聞き取ることができるほど正確なサウンドの駆使に努めた」と話した。

現在アルバム市場は停滞の一途をたどっている。こうした状況で新しいアルバムを出すことについて、ボーカルのチョ・ユジン(26)は、「国内の歌謡界はとてもめまぐるしく変わっており、昨年一緒に活動した歌手らはもう後続アルバムを発表している。2集の影から早く抜け出したい」と話した。

彼らは、11月スタートの全国巡演を終えた後は、日本と欧州への進出も具体化する予定だ。



kathycho@donga.com