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純粋科学の就職難が深刻、就職わずか16%

純粋科学の就職難が深刻、就職わずか16%

Posted August. 28, 2003 18:23,   

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東亜(トンア)日本の取材チームが、ソウル大、延世(ヨンセ)大、高麗(コリョ)大、梨花(イファ)女子大、漢陽(ハンヤン)大のソウル市内5大学を今年2月に卒業したコンピューター工学学科と物理学科出身の810人の「専攻就職率」を調べた。

調査結果、5大学10学科の卒業生810人のうち、理工系の会社に就職した卒業生は351人と、専攻就職率が43.33%であることがわかった。

人気学科のコンピューター工学科も卒業生638人のうち323人(50.63%)が理工系会社に就職し、専攻就職者が半分をやっと超えた。物理学科は172人の卒業生のうちわずか28人(16.28%)だけが関連会社に就職し、「全滅」に近い低い就職率を見せた。

また、理工系学生には専攻と関係なく、人文系列の会社の門が固く閉ざされ就職難がさらに加重していることがわかった。非専攻関連の会社に就職した卒業生の数はわずか26人と、全卒業生対比3.2%に過ぎなかった。それでも彼らの大半が学習塾の講師で、実際に安定した働き口を得た卒業生の割合ははるかに低いものと推定される。

名門大学と言われるこれら5大学の代表的な理工系学科を卒業しても就職できず「プー太郎」となっている「純粋な失業者」も108人と13.33%に達した。

また、卒業生の相当数が留学や大学院への進学を決めていることがわかった。コンピューター工学科卒業生で留学もしくは大学院の進学と進路を決めた人は184人(28.84%)で、物理学科は半分を超える96人(55.81%)という調査結果だ。

だが、かれらの大半が本人の希望ではなく、就職できなかったために勉学を続けなければならない「非自発的な進学生」であることが確認された。東亜日報の取材チームが留学もしくは大学院進学を決定した卒業生25人に電話で確認した結果、彼らの過半数にのぼる13人が「就職できない現実から逃げるために勉学を続けることにした」と答えた。

高麗大学の就職支援チームの辛政(シン・ジョン)チーム長は、「理工系卒業生の大半が籍を置くことだけのために大学院に進学したり、時間稼ぎをするために留学を準備している」とし、「就職関連機関で発表する『純粋な就職率』はこうした『非自発的な進学者』を抜いて計算しているため、現実を反映することに限界がある」と指摘した。