Go to contents

「結果は楽観できない」6者協議の先行きを占う

「結果は楽観できない」6者協議の先行きを占う

Posted August. 24, 2003 21:37,   

昨年10月(北朝鮮のウラン核開発公表)以来、北朝鮮は北東アジアを戦争の危機に追い込んでいる。4つの側面から韓半島問題を診断してみよう。

第一に、これまで韓半島に関連する戦略的決定への米国の関与は多少一方的であり、米国の韓半島政策は、一時的なものに止まっていた。1945年の米ソ合意による韓半島の分断がそうであり、1994年の米朝枠組み条約を今になって白紙化しようとすることや、軽水炉開発計画の支援を中断したことが代表的な例だ。1997年には4者協議を支持したが、2003年に北朝鮮が3者協議を求めるや、受け入れたことも然りだ。

第二に、北朝鮮の交渉方式だ。彼らは表では実利主義路線を選びながら、内心は長期的な計算による計画を隠している。北朝鮮は先手を打って危機を誘発し、交渉発表で彼らに対する疑念を静めて、交渉の時まで時間をかせぐ。また、交渉の度に交渉を台無しにする発言をすることで、次の交渉まで待たなければならないように時間稼ぎの作戦を続けている。北朝鮮は1993年に続き2002年10月に再び核の危機を誘発したが、彼らが選択した発表時期は、米国がイラク戦争の準備に余念がない時でもあった。このような時間稼ぎ作戦で、北朝鮮は10年間、核を開発してきた。4月の北京3者協議で、北朝鮮が「核兵器保有発言」をして再び会談を台無しにしようとしたことも、時間稼ぎ作戦の一環だ。

米国は米国で、韓半島に対して臨機応変で可視的な効果を得る政策を行い、北朝鮮は北朝鮮で、計画的で打算的な政策を繰り返している。同床異夢と言わざるを得ない。事実上、米朝2者協議を包装したにすぎない見せかけの6者協議に期待できることは、別段ないように思われる。協議で北朝鮮は、核兵器の生産および使用能力を明らかにするより具体的な発言で世界を驚愕させ、結局再び協議を水泡に帰させるものと予想される。

第三に、だからといって韓半島の状況は悲観的なばかりではない。中国が、約10年前から行っている東アジア地域の再編計画に韓半島問題を含ませて真剣に扱うなら、状況は変わり得る。中国は、南北関係の改善を積極的に支援し、東アジアで主役を担うという意志を表明した。97年から開かれた4者協議に多少受動的に参加していた中国が、今年4月の3者協議と来たる6者協議で、積極的な懸け橋役に乗り出したことも同様の脈絡だ。

今回の6者協議は、中国が果たして北東アジアのリーダーという新たなイメージを植えつけることができるかを分ける試験場でもあるため、中国としてもそれだけ重荷になるだろう。6者協議の結果がどうであれ、北朝鮮の兵器や韓半島エネルギー開発機構など、北朝鮮核問題に対する中国の立場を正確に把握できる契機になるという点だけでも、中国の積極的な関与は十分に意味がある。

しかし6者協議に対する過ぎた楽観は禁物だ。冷戦が終えんして12年が経ったが、これまで韓半島周辺の4大国のうち、韓半島の統一に向けて積極的に乗り出した国家はない。これら4大国のうち、どの国も韓半島統一が自国の利益になると考えず、むしろ統一して安定した韓半島の経済力は、自国の脅威になり得ると考えたためだ。

第四に、韓半島問題解決には、交渉枠を6ヵ国に限定するのではなく、より多国的に拡大する必要がある。南北当事者を中心にした真剣な多国的北朝鮮核危機管理は、まずアセアン地域安保フォーラム(ARF)の枠組みの中で行われ、次にアジア太平洋経済協力体(APEC)やアジア欧州首脳会議(ASEM)のような世界地域間の交流舞台にまで広げなければならない。

冷戦時代が幕を下ろして12年が経った今でも解決できない北朝鮮の核問題が、今になって、それも韓半島を道具化してきた4大国によって解決されるかについては、多少懐疑的だ。