「せめて、昨年並みの価格までは上がってくれ」
Dラム価格の緩やかな上昇に、半導体メーカーが焦りを募らせている。
今年5月以来の取引価格の着実な上昇にもかかわらず、まだ年明けの水準に達していないためだ。8日現在、アジア現物市場の256メガダブルデータレート(DDR)Dラムの価格は4.78ドル(266MHz)で、1月の平均価格(5.20ドル)を下回っている。
▲上昇傾向は続くか〓三星(サムスン)電子とハイニクス半導体は今月に入り、DDRのDラム固定取引価格を8〜12%引き上げた。毎日変動する現物価格が上昇し続けて、パソコンメーカーに長期供給する製品価格を調整したもの。三星電子の固定価格の引き上げは6月末以来4回目のことで、256メガDDR266、333製品は5.4〜5.6ドル、400製品は6.5ドル前後まで回復した。
最近のDラム価格の上昇はノート型パソコンを中心とした需要の増加で、Dラムメーカーの在庫が底をついたため。しかし、このような上昇傾向が続くかどうかについては、見方が分かれる。パソコンの需要増加で、Dラム需要の大幅な増加が予想されている反面、実質的なDラム需要の不足で、今月から上昇傾向の鈍化が懸念されている。
大韓(テハン)投資証券の李ジョン研究員は、「秋の学期を控え、季節的にはオンシーズンだが、メーカーが供給量を増やすと、上昇傾向が再び鈍化する可能性がある。Dラム価格は5ドル前後をピークに鈍化する可能性が高い」と見ている。
▲パソコン景気の回復がカギ〓専門家はDラム景気が好転するためには、何よりもパソコン需要が回復しなければならないと口をそろえている。全Dラム需要の7割ぐらいをパソコンが占めているためだ。
このため、Dラム業界は第3四半期に入り、パソコンの出荷量が小幅な増加傾向に転じたことを歓迎している。1999年末、「コンピューターの2000年表記問題騒ぎ」から3年後、パソコンの大規模な買い替え周期が到来するだろうという期待感も頭をもたげている。
メリッツ証券アナリストのソン・ミョンソブ氏は、「インテル社のスプリングデール・チップセットが大衆化すると、パソコン当たりのメモリー使用量が増えて、供給不足が出る可能性がある」と語った。
三星経済研究所のイム・ヨンモ首席研究員は、「携帯端末やデジタル家電メーカーと提携して、IT製品にDラムを活用するようにする戦略を講じる必要がある」と話した。
金泰韓 freewill@donga.com






