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後方移転の在韓米軍、兵力1000人はソウル残留

後方移転の在韓米軍、兵力1000人はソウル残留

Posted August. 01, 2003 21:45,   

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リアン・ラポート在韓米軍司令官は1日、「ソウルに駐屯している7000人の米軍のうち、6000人は漢江(ハンガン)以南に再配置され、1000人はソウルに残って在韓国連軍司令部や韓米連合軍司令部などで勤務することになる」と明らかにした。

ラポート司令官は同日、全国経済人連合会と中小企業協同中央会の共同主催で、済州(チェジュ)新羅ホテルで開かれた第17回経営者夏季フォーラムで、「北東アジアにおける平和体制構築に向けた韓米間の安保協力」をテーマに講演を行い、このように述べた。

ラポート司令官は、「20年前にはソウルに7000人の兵力を駐屯させる必要性があったが、今日は首都に7000人を駐屯させる必要がなく、市民にも迷惑をかけている」と述べ、こうした再配置の方針を説明した。今は軍隊が先端技術を保有しているため、長距離でも任務を効果的に遂行できるという。

また、「在韓米軍の再配置や任務の変化などについて、不幸にも在韓米軍戦力の弱体化や撤退の意思とみなす意見が出ている。これは決して事実ではなく、韓米連合に対する我々の公約は確固としている」と強調した。

ラポート司令官はさらに、「米国による北朝鮮への先制攻撃は決してありえないことだ。米国は韓半島での戦争抑止という韓米同盟の精神に充実しており、攻撃を受けた時のみ対応する」と述べた。韓半島の安保にかかわるすべての措置は「共にする」という精神にのっとり、韓国政府との協議を通じて決めるという点も強調した。

また司令官は、「私も孫娘がいるお爺さんだ」と言い、米軍装甲車による女子中学生死亡事件に対してもう一度遺憾の意を表明した。司令官は、「京畿道(キョンギド)と話し合って、事故が発生した地点の道路を拡張して歩道にするなど、事故再発防止のための措置を取った。また、在韓米軍と韓国人の円満なコミュニケーションのため、ハングルの米軍インターネットサイトをオープンする一方、『良き隣人』のキャンペーンも展開している」と説明した。



申然鐏  ysshin@donga.com