過去3年余りの間、論議を繰り返してきた外国人雇用許可制法案が31日、国会本会議を通過した。これにより、約22万人と推定される外国人不法滞在者が合法的に就職できる道が開かれ、強制出国による中小企業の人材難を避けることができた。
首相室傘下に、外国人勤労者の雇用管理や保護政策を主導する「外国人人材政策委員会」が設置され、外国人勤労者に対する処遇も大幅に改善される見通しだ。
しかし、政界と経済界では依然として賛否両論が対立しており、法案施行をめぐり論争が続くものとみられる。
国会は同日に本会議を開き、「来年8月から、既存の産業研修生制度と外国人雇用許可制を並行して実施する」という内容を盛り込んだ「外国人勤労者雇用等に関する法案」が賛成148票、反対88票、棄権9票で可決・成立した。
法案は、外国人勤労者は1年単位で契約して3年を越えないようにし、外国人勤労者の永住を防ぐために、3年間の就職後には1年以上出国して再入国すれば就職することができるようにした。
法案は、不法滞在者処理問題と関連して、今年3月31日を基準に滞在期間が3年未満の場合、最大2年間の雇用許可制により就職ができるようにした。しかし、滞留期間が3年以上4年未満の不法滞在者は、入国保障証明書の発給を受け、ひとまず出国して再入国すれば就職することができる。不法滞在者の増加を防ぐために法案の不法滞在者関連条項は、公布後直ちに施行される。
これに先立ち、野党ハンナラ党の沈在哲(シム・ジェチョル)議員は、議事進行発言で「外国人雇用許可制は、必然的に中小企業の賃金上昇をもたらし、中小企業が崩壊するだろう」と反対したが、与党民主党の申渓輪(シン・ゲリュン)議員は、「雇用許可制が導入されても、大きな賃金上昇はなく、中小企業も倒れない」と賛成を主張した。
国会はまた、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が拒否権を行使した対北朝鮮行秘密送金の新特検法案を再議に送ったが、否決された。再議案は、在籍議員272人のうち257人が参加した無記名投票で賛成151票、反対105票、棄権1票で出席議員3分の2の賛成を得ることができず、新特検法案は廃棄された。
李鍾鎡 朴民赫 taylor55@donga.com mhpark@donga.com






