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アームストロング、5連覇達成を目前に 仏サイクル大会

アームストロング、5連覇達成を目前に 仏サイクル大会

Posted July. 15, 2003 22:17,   

癌を乗り越えた「人間勝利の標本」であるランス・アームストロング選手(31、米国)が、地獄のレース「ツール・ド・フランス (Tour de France、フランスの道路を1周するサイクル大会)」で5連覇の加速ペダルを踏んだ。

アームストロングは15日(韓国時間)、フランスのガップ山岳区間(9184.5km)で行われた第9区間のレースで、事故の危機を乗り越えて2区間目総合1位を守った。アームストロングは決勝地点を4km残した急傾斜で前を走っていたホセ・バ・ベロキ(スペイン)が倒れ、彼と衝突するところだったが、かろうじて避けた。この事故で去年大会で2位、アームストロングの最大ライバルであるベロキは右側の足と手首が折れて、残ったレースをあきらめた。

アームストロングはこの日、現在総合40時間15分26秒の記録で、2位のカザフスタンのアレクサンドル・ビノクロフに21秒差でリードしている。

アームストロングは前日、 サランシェ〜ラルプデュエズ山岳区間(219km)で開かれた第8区間のレースで、今大会初めて総合首位に出て「黄色いシャツ(Yellow Jersey)を着た。ツール・ド・フランスでは伝統的に首位だけ黄色いシャツを着ることができる。

今年で100周年を迎えたツール・ド・フランスは、ソウル〜釜山(プサン)を4回往復する距離である3427.5kmを、23日間走らなければならない「地獄のレース」。海抜2000m以上のピレネー、アルプス山脈を越えて、セッ氏35度を超える猛暑の中、フランス平原を走ると選手たちの体重が5kg以上減るのが普通だ。

6日に始まった今年の大会は03年の第1回大会と同じコースで計20区間、28日まで行われる。

アームストロングが今大会で優勝すれば、大会5連覇のタイ記録を達成する。これまで大会5連覇は、91年から95年まで優勝したミゲル・インデュライン(スペイン)のみだ。

「サイクルの超人」と呼ばれながら、上昇の勢いに乗っていたアームストロングが、睾丸癌だと分かったのは25歳の96年10月。癌細胞はすでに肺と脳まで転移された状態で、生存率は40%に過ぎなかった。

しかし、アームストロングは髪の毛が抜けて吐き気がする坑癌治療を不屈の意志で乗り越えて、およそ2年ぶりに再びサイクルのペダルを踏むことに成功した。そして99年の「ツール・ド・フランス」から去年まで4年連続で優勝した。



jaeyuna@donga.com