大型ショッピング・モールのグッドモーニング・シティーが建築許可以前に商店街の分譲を始めたことで、管轄のソウル中区(チュング)市役所が契約者の被害を憂慮し、業者に二度にわたり分譲を自制するよう要求した他、ソウル市も制度改善を建議したことが9日確認された。
ソウル市は商店街の建築と関連した一部の条例を見直したが、建築許可以前に事前分譲を許容する規定には手をつけず、今後も不渡りで分譲代金の補償を受けられないグッドモーニング・シティーの契約者と似たような被害が発生する恐れがある。
▲区役所は被害を予想していた〓9日ソウル中区乙支路(ウルジロ)6街の第一(チェイル)銀行ビルにある「グッドモーニング・シティー契約者協議会」の事務所。広告を見て投資した契約者約100人が集まってため息をついていた。
東大門(トンデムン)衣料商店街では最高の立地条件で、敷地2370坪(延べ建坪2万9000坪)に地下7階、地上16階の大型ショッピング・モールを建築するという広告に、約3000人の投資者が契約金など3476億ウォンを投資したが、不渡りが出たために契約金の補償を受けられず、被害をこうむった。
同社の尹彰烈(ユン・チャンリョル、49、拘束)代表は、敷地を確保していないだけでなく、市役所の建築許可に先立って受けなければならないソウル市の建築計画審議が終わる前の01年9月に分譲を開始した。
中区市役所は事業推進が順調に行かなくなった場合、契約者の被害が懸念される上に、契約金の補償を受けられる方法がまったくないとして、01年11月30日に建築許可以前の商店街事前分譲を禁止し、分譲の被害者に対する保護対策を立てることをソウル市に建議した。
これを受けて、ソウル市は昨年1月、関連条例を改正し土地所有者3分の2以上の同意がなければ建築計画審議を申請できないようにし、8月には住宅、オフィステル(住居と事務が同時にできるようにしたオフィスとホテルの合成語)の場合、建築許可後に分譲するよう条例を変えた。だが、商店街は事前分譲の禁止対象から除外された。
中区市役所はグッドモーニング・シティーの分譲が異常な熱気を帯びると、昨年2度(1月16日、4月1日)にわたって分譲自制を業者に要求し、8月2日には商店街の事前分譲禁止および分譲事故被害補償制度を設けることをソウル市に改めて建議したが、反映されなかった。
▲建築審議過程をめぐる議論〓グッドモーニング・シティーが昨年6月と8月に、ソウル市の建築計画審議と交通影響評価を通過した過程にも、多くの紆余曲折があった。
ソウル市建築委員会がグッドモーニング・シティーの建築計画案の審議を初めて行ったのは昨年4月のこと。ソウル市の職員、大学教授、建築家などで構成された43人の委員のうち3分の2ほどが建築に反対した。
当時審議に参加したA氏は、「ショッピング・モール建築予定の敷地にある建物(16階規模のゲリム・ビル)を壊して建築すると聞いて驚いた」とし「94年に竣工され、まだ10年も経っていない建物なため、資源の無駄だと思った」と述べた。
建築委員会はその後3度にわたってグッドモーニング・シティーの建築案を取り扱ったが、建築計画を防ぐ法的根拠がなく、結局6月12日に審議を通過させた。アパートの場合、20年以上経過しなければ再建築が不可能だが、商業ビルの場合はそうした規定がない。
だが、ある日刊紙にゲリム・ビルの撤去に反対する内容のコラムを寄稿した大韓住宅公社都市開発事業団の兪常呉(ユ・サンオ)研究部長は「グッドモーニング・シティーの建築審議に反対していた何人かが急に賛成にまわり、疑問を感じた」と述べた。
交通影響評価は2度の審議の末、昨年9月に通過した。交通影響評価は建築計画審議や建築許可とは関係なしに、交通に及ぼす影響を工学的な面で検討し、交通対策を設けることを要求するもので、大きな問題はなかったとソウル市の関係者は述べた。
蔡智榮 ray@donga.com yourcat@donga.com






