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ソレンスタム、「性の対決」に再び挑戦

Posted July. 09, 2003 21:45,   

もう女子選手との試合には興味をなくしたのだろうか。「女子ゴルフ最強」のアニカ・ソレンスタム(33、スウェーデン)の性対決への欲求がまた頭をもたげているようだ。

ソレンスタムは9日、男子スキンズ・ゲームであるコネグラプドゲーム(11月29、30日)組織委員会が「スポンサー招請選手としてソレンスタムを出場させるかどうかを検討中だ」と明らかにしたことについて、何のためらいもなく「出場する用意がある」と公式発表した。これは5月、コロニアル大会で予選脱落した直後、「二度と米PGAツアーには出場しない」と話したことを2ヵ月でひるがえしたもの。

この発言を意識したように、ソレンスタムは「スキンズ・ゲームはPGAツアーではない。特別イベントにはいくらでも出場して男子と対決する意向がある」と付け加えた。

それではソレンスタムの思惑は何なんだろうか。まずはストローク方式ではなく、ホールごとに勝負を決めるスキンズ・ゲームは、「勝ち目あり」と判断したのかも知れない。実際、男子選手らが勝負に出て自滅する間に漁夫の利でスキンを占める可能性も少なくない。

また「コロニアル效果」で各種のスポンサーが殺到して巨額を手にした彼女としては、「最悪の場合、スキンは逃してもそれ以上の副収入がふところに入る」とソロバンをはじいたのかも知れない。

「マスコミのスポットライト」が彼女に強い刺激として働いたという分析もある。ソレンスタムは「世紀の性対決」を終えた直後、「周りの関心が負担でもあったが、そのピリッとした感じは一生忘れられない」と話した。

毎年数百万ドルの収入(賞金+スポンサーシップ)が保障されている彼女としては、お金よりは「ソレンスタムが最高」という評価の方がもっと大事なのかも知れない。



安永植 ysahn@donga.com