「暴行、職場の占拠など労組の不法行為のため警察投入を要請したが、警察が傍観した。告訴、告発の処理も遅れ続けており、違法な行為が繰り返されている」(欧州系A社)。
「労組が賃金や複利厚生のほかに、生産ラインの調整と変更、人事など経営者の固有権限に属する事項にまで、労使間の合意を求めている」(欧州系B社)
全国経済人連合会(全経連)の調査本部に受け付けられた外資系企業の訴えだ。
今年に入り、大規模な事業場と公共機関でストライキが相次いだなか、外資系企業でも、労使関係に多くの困難があったことが分かった。
全経連が7日、韓国に進出した主要外国人投資企業を対象に「投資環境の改善策」について調べたところ、外資系企業は最も改善が必要とされる懸案として断然「労使関係」(124点)を選んだ。その次が、政府政策の透明性(70点)、人件費(67点)、行政の規制(55点)などの順だった。この調査には、外資系企業(米国、欧州、日本)76社が応じてくれた。
ここ2、3年間の韓国の投資環境の変化について尋ねた質問には、改善された(52.6%)との回答が最も多く、その次が、変化がない(39.5%)、悪化した(7.9%)の順だった。しかし、生産コスト(特に人件費)は86.9%が悪化、または変化がないと評価しており、租税制度については75.0%、労使関係については67.1%が悪化または変わっていないと回答した。
また、投資条件を改善してほしいと政策当局に要請したことがあるが、建議しても改善されなかったと回答した企業が84.3%にのぼり、改善されたとの回答は16.6%にとどまった。むしろ、逆効果だったり不利益を受けたとの会社も1社あった。
外資系企業は△政策当局の官僚主義的な態度△外国企業への認識不足や排他性△制度と法規定の不備——などで、投資環境が改善されずにいると指摘した。
投資と事業条件の面で、韓国と中国を比べた場合、韓国が有利だとの回答と不利だとの回答は、それぞれ40.8%で同じだった。しかし、賃金の面では、労働者の教育や技術水準を考慮しても、韓国が不利との意見が82.9%にのぼり、圧倒的に多かった。
一方、外資系企業が投資を決める際、最も慎重に検討する要素では、市場の成長可能性(78.9%)、生産コストと投資収益率(67.1%)、労使関係(57.9%、以上複数回答)の順だった。
回答した企業のうち、3〜5年以内に引きあげたいとの計画を持っている会社は6.6%にとどまったが、製造業は10%でさらに高く、引きあげることを考えている最も大きな理由には、労使関係(36.7%)と生産コスト(26.7%)を選んだ。
ysshin@donga.com






