投機性の投資によって借金の山に苦しんでいる30、40代のホワイトカラーの中間層が、急速に増えている。
これは「大もうけの夢」を追い求め、借り入れた金で不動産と株式に投資する風潮のためできている現象だ。
過去、生活費を切り詰めて積み金をしていた姿の代わりに、近年になっては所帯を投機的に営んでいる中間層が増えている傾向に対して、専門家たちは「成功の確率の低い投資のため過度な借金を抱える異常な風潮が広がった場合、経済基盤の中心が揺らぎかねない」と懸念している。
本紙の取材チームが、中間層のホワイトカラーたちが多く住んでいるソウルのマンション街にある7銀行支店の「担保、信用貸し出しの現況」と、「積み立て金の受信高の変化」などを調査したところ、大部分の支店でここ数年間の積み立て金総額が30%以上減ったことがわかった。ことに、マンションの居住者たちは坪数によって5000万〜2億ウォン相当の資金を、家を担保に借金しており、給料の3分の1以上を毎月利子で支払っているケースも多いことがわかった。
A銀行の狎鴎亭洞(アックジョンドン)支店の場合、3年前の同期間に比べ2500億ウォンまで増えた積み立て金総額が今年になって1700億ウォンで30%近く減った。銀行側は、「それも今年の暮れまで7%台が保証されていた3年満期の積み立て金の顧客が抜けていけば、受信高はより大きな幅で減ってしまうだろう」と述べた。
第一(チェイル)銀行の定期積み立て金の新規取引口座数は、今年1月末1万2832口座から4月末3505口座に減った。同期間、ウリ銀行の定期積み立て金の新規取引口座数も、6万3104口座から5万2545口座に減少した。
B銀行の舍堂洞(サダンドン)支店がマンションを担保にした貸し出しを分析した結果によると、19坪は平均5000万ウォン、25坪は7500万ウォン、32坪は1億ウォン、44坪は1億7500万ウォンの融資を受けていることがわかった。
とりわけ、40坪以上は貸し出しの枠(時価の60%)を詰めた融資の場合がほとんどであり、給料の30%以上を借り入れの利子で払う担保借り入れ融資が、全体の90%以上を占める程度だった。
今すぐに使うわけではないが、いざという場合に備えた借り入れ通帳の需要も高い。C銀行の道谷洞(トコクドン)支店は、VIP顧客を相手に500万〜2000万ウォンをいつでも下ろして使える「ベストローン」商品を300人に販売したが、10億ウォン程度しか下ろされなかった。支店の関係者は「ローンの枠だけを設定しておいて、請約証拠金の納付や株式投資の「タイミング」を見計らっている金額が20億ウォンにおよぶ」と述べた。
証券会社に勤めている金氏(38)は、最近再建築が確定されたソウル瑞草区盤浦洞(ソチョグ・バンポドン)の住公マンション2団地を契約するため、銅雀区𩩲石洞(トンジャクグ・フクソクドン)の32坪のマンションを売って、会社の融資と担保借り入れ融資を合わせて新たに2億5000万ウォンを借り入れることにした。6億4000万ウォンにもなる16坪のマンションを購入しておけば、数年後無償で40坪のマンションがもらえるためだ。
彼は「月170万ウォン近い金融費用を考えればとても眠れないほどだが、冷めない不動産景気から思い切って決断を下した」と述べた。
個人向け貸し出しは、昨年10月政府が抑制策を施行してから一時減ったが、今年2月から再び緩やかな増加に転じ、4月には3月(2兆4000億ウォン)より7000億ウォン以上増えた。中央銀行の韓国銀行によると、昨年末現在、国内総生産対比個人向け貸し出しは73.6%に達しており、1世帯あたりの平均借入額は2916万ウォンだ。
延世(ヨンセ)大学医学部のコ・キョンボン教授(精神科)は「正常的には『中間層以上』の階級に身分が上昇できないのではという不安に駆られているホワイトカラーたちが、「一発」の「大当たり」を求めている。このような傾向が広がれば、バブルがはじけて中間層が崩れ落ちるおそれがある」と警告した。
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