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日本、脱北の元工作員を初の難民認定へ

Posted May. 29, 2003 22:07,   

日本政府は1998年に北朝鮮から中国に脱出した後、日本に滞在している北朝鮮元工作員の難民申請を初めて認めるものとみられる。 読売新聞が29日付で報じた。

日本法務省東京入国管理局は、在日朝鮮人出身で北朝鮮に渡ったが、脱出し日本に戻ってきた元工作員の青山健煕(63)氏の難民認定申請について「難民認定が妥当」とする調査報告をまとめ、近く法務大臣の裁可を受ける予定だ。

中国北京を舞台に対日工作員として活動してきたものとされる青山氏は「日本脱北者同志会」を組織し、著作活動とマスコミのインタビューを通じて、北朝鮮の迫害事実を訴えてきた。

入国管理局側は、同氏が北朝鮮に戻る場合、迫害を受けるかもしれないとの点から、国連の難民条約が定めた難民条件を満たしているだけに、難民認定が妥当だとの報告をまとめた。

青山氏は、北朝鮮を脱出する過程で入手したパスポートには「中国人」となっているため、日本国内での地位に不安を感じており、昨年10月、難民と認定するよう申請した。



朴元在 parkwj@donga.com