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釜山の盧大統領支持者らが新党結成支持の組織発足

釜山の盧大統領支持者らが新党結成支持の組織発足

Posted May. 09, 2003 22:07,   

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領を支持する釜山(プサン)地域の政界、学界、市民団体の関係者らが集まって、9日、「釜山政治改革推進委員会」(委員長、趙誠来弁護士)の発足式を行い、「改革新党」の結成と来年の総選挙の勝利のための政治組織として旗を揚げた。

釜山政治改革推進委員会(釜山政改推)の関係者らは記者会見で、「当面の目標は、来年の総選挙で、釜山選挙区の17議席のうち、過半数を占めることだ」と述べ、 与党民主党の解散と旧主流の中核人物に対する人的清算を真っ向から提起した。

▲慶尚道での議席確保が至上課題〓釜山政改推メンバーたちは一様に慶尚道(キョンサンド)地域での議席確保が、新党成敗のカギをを握る最優先的目標であると強調した。

趙誠来(チョ・ソンレ)委員長は、「慶尚道地域全体の改革勢力は、民主党を解体して改革新党を立ち上げてこそ、総選挙で勝利できるという熱望を持っている」と話した。続いて崔仁昊(チェ・インホ、民主党の海雲台機張甲支部党委員長)スポークスマンは、「新党がたとえ来年の総選挙で(院内)第2政党になっても、慶尚道で相当数の議席を確保すれば、全国にまたがって当選者を送り出すという政治的な意味での国民統合政党になれる」と主張した。

同日、基調発言を行った民主党の辛基南(シン・ギナム)議員は、「盧武鉉政権が(来年の総選挙で)多数の議席を確保してこそ、改革作業を全うすることができる。民主党のように全羅道(チョルラド)に閉じこめられていては、いくら立派な人物でも慶尚道で当選できないだけに(民主党の)枠組みを大きく崩さなければならない」と述べた。

▲民主党旧主流派を直撃〓メンバーたちは、また「(改革新党は)古い人物のただ乗りは許さない」と述べ、人的清算を強く訴えた。

崔仁昊スポークスマンは、「昨年の党代表選挙の際、金権選挙を主導し、守旧的冷戦論理を持つ中堅のP議員と、大統領選挙当時、候補一本化協議会を影で操った中堅のJ議員のような旧態政治の象徴が加わる新党に国民が何を期待できるというのか」と直撃弾を飛ばした。

しかし、同日の発足式に参加した鄭東泳(チョン・ドンヨン)議員は、「人的清算を前面に押し出すと、新党推進の名分で肩身が狭くなる。既得権の放棄、民主党の発展的解体という原則に賛成する人々を最大限に受け入れて、『改革的国民統合政党』の大枠を作り上げるべきだ」と慎重な立場を示した。

一方、民主党新党推進派の内部では、釜山政改推が遅々として進まない新党議論に活力を吹き入れるという肯定的な評価とともに、慶尚道の民心だけ意識し過ぎているのではないかという懸念の声も聞かれる。

新党推進派のある議員は、「無駄な話で感情を刺激し、あっちこっちで戦線を張る場合、全羅道地域や首都圏議員の動きの幅が狭まるしかない」と指摘した。

同日の発足式には、盧大統領に近い李興禄(イ・ホンロク)弁護士、韓利憲(ハン・イホン)元大統領経済首席秘書官、映画俳優の明桂男(ミョン・ゲナム)氏など各界の有識者1000人余りが参加した。



夫亨權 bookum90@donga.com