SARS(重症急性呼吸器症候群)の恐怖が「世界の工場」中国を襲い、観光はもちろん製造業への投資など産業活動全般をい縮させ、世界経済まで揺るがす兆しを見せている。
米ウォールストリートジャーナル紙は、23日付で、中国の観光産業がすでに大きな打撃を受けたのに続き、外国人の投資減少が懸念されているとの見方を示した。
日産自動車の場合、外国専門家らが広州にある工場の視察を忌避することによって、新モデルの発売が延期される状況に陥った。中国と投資契約を進めている他の多国籍企業の幹部らも中国訪問を取り消すなど、投資信頼度が大きなダメージを受けているという。
また、松下電気は21日、1日の間、北京にある携帯電話部品工場の稼動を中止しており、韓国のSKやLGなども家族を含めた相当数の職員を帰国させた。
中国当局は、手遅れて事態の深刻性に気付き、SARS拡散を防止するため積極的に取り組んでいる。北京市教育委員会は23日、小中高校に対し、2週間の休校を命じており、各級学校の試験も無期限延期した。また、中国指導部は、公務員に海外出国の禁止令を下した。
中国指導部は、張文康衛生部長と孟学農北京市長を更迭したのに続き、董建華香港特区行政長官を解任することも検討中であるとされる。
上海株価指数(SSEC)は、21日に1.96%下落したのに続き、23日にも1.75%下落するなど、急落傾向が続いている。
中国のSARS患者は22日現在、1日で157人が増加した2158人となった。この日、5人が追加で亡くなり、SARSによる死者は97人になった。
朴惠胤 parkhyey@donga.com






