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ロシア人銃撃事件 捜査に進展なし

Posted April. 20, 2003 22:04,   

ロシア人銃撃殺害事件を捜査している釜山影島(プサン・ヨンド)警察署は、まだ殺人容疑者の身元に関する手がかりをつかんでおらず、捜査は進展をみせていない。

警察は、関連者たちがロシア・サハリン所在のマフィア「ヤクトル派」の反対派である「ノブフブスカニ派」所属である可能性が高いとみて、国家情報院の諜報に基づいて、死亡したナウモフ・バシリ(54)、銃傷を負ったバシリ氏の警護員のニコライ・アンドレビッチ(39)、現場で逮捕されたアレクセイ(29)の3人について、国際刑事警察機構のインターポールに細密な身元資料を求めるなど、20日から協調捜査に入った。

警察はアンドレビッチ氏とアレクセイ氏が黙秘権を行使し不安な様子を見せると、担当の通訳警察官を配備し、心境の変化を誘導している。

また20日、レンタカー業者の供述に基づいて、容疑者のモンタージュ4000枚を作り、ロシア人が頻繁に行き来する場所に貼るとともに全国に配布した。

警察は特に今回の事件に関わっているロシア人が韓国内で使っていた9台の携帯電話に対する通信照会の結果が1日頃出れば、本格的な犯人追跡が可能になるとみている。

警察はまた、関連者と韓国内の暴力組織との連携可能性についても捜査を展開している。アレクセイ氏が勤めていた中区中央洞(チュング・チュンアンドン)のコンコリアサービスの事務室に暴力組織H派の親分の兄の事務室があったことを確認し、連携の可能性を調査している。

警察は、地理にも詳しくなく言葉も通じない犯人がレンタカーを借りたり逃走路を確保する過程で韓国人が介入した可能性が高いとみている。

影島警察署に設けられた捜査本部は、19日、7ヵ所の関係機関の関係者と合同会議を開き、協調捜査に入った。19日の会議で、税関は甘川(カムチョン)港などに停泊しているロシア船舶の把握とその検索活動を繰り広げており、出入国管理事務所はロシア船員に対する出入港の記録を照会している。



silent@donga.com