
「プレイ・ボール!」さわやかな春風といっしょにプロ野球のシーズンが訪れた。
03年韓国プロ野球の正規シーズンが5日開幕し、約6ヵ月間、532試合の大長征に入る。今年はチーム順位が勝率制から多勝制へと変るなど制度上の変化が多いほか、メイン選手の所属チームも大いに変り、人々の関心を集めている。今年ファンが見逃してはならない観戦ポイントをチェックしてみよう。
▲2連覇狙う最強三星の敵は40代〓昨年の韓国シリーズを、史上最もドラマチックなゲームで、21年間の積もり積もったうっぷんを一気に晴らした三星(サムスン)。「勝負師」の金應龍(キム・ウンリョン)監督が率いる三星は、今年も全体的な投打の戦力は最強だ。さらに選手たちは、うんざりするほどの「優勝ジンクス」から解放され、予想額をはるかに上回る「大金」で優勝の甘い汁を思う存分味わった。結果に伴う報償が非常に美味だということに気付いた選手が、もう一度優勝の実を取るために身を粉にすることは明らかだ。
だが、金監督が警戒すべき相手は金城漢(キム・ソンハン)起亜監督、金在搏(キム・ジェバック)現代監督、柳承安(ユ・スンアン)韓火監督、チョ・ボムヒョンSK監督など「40代の旗手たち」だ。覇気と若さを大きな武器とする40代監督は、今年、堅実なチーム力で金監督に挑戦状を突きつけた。抑え投手のジン・ピルチュン、スラッガーのパク・ジェホンを迎え入れた起亜(キア)、エースのチョン・ミンテをカムバックさせた現代(ヒョンデ)は、三星とともに「優勝候補」に分類されており、オープン戦で1、2位を占めたSKと韓火(ハンファ)も手強い相手だ。
▲李承鎏とシム・チョンス〓米プロ野球進出のために今年フロリダ・マリーンズのプリング・キャンプをいっしょにした李承鎏(イ・スンヨップ、三星)、シム・チョンス(現代)は、今季強力なホームラン王候補。昨シーズンは李承鎏が47本の本塁打で1位。シム・チョンスはわずか1本差の46本で2位になった。だが、シムは昨年プロデビュー以来最高の成績を出すなど、技量が上潮に乗っている上に、大リーグのオープン戦で打率3割(0.307、13打数4安打)に1ホームラン3打点と印象的な活躍を見せ、「米プロ野球でも通じる」という評価を受けた。それゆえ、今年はシムがイを抑えて初のホームラン王にのし上がるだろうとの見方が強い。
▲移籍選手〓今年ユニフォームを変えた選手が「台風の目」になる。中でも起亜の「優勝請負師」としてスカウトされた抑えの切り札ジン・ピルチュン、「リトル・キューバー」ことパク・ジェホンがどれだけの活躍を見せるかに大きな関心が集まっている。この二人が自分の役割を十分に果たした場合、起亜は優勝候補としてそん色のない戦力を備えることになる。自由契約選手(FA)としてフリーになったパク・キョンワンは現代からSKに移籍し、SKの戦力を二段階以上アップ・グレードさせる能力を持っている。彼がチェ・ビョンリョン、ジェ・チュンモ、オム・チョンウク、ソン・ウンボムなどチーム・マウンドの主軸となっている若い投手をうまくリードできれば、SKはプロ野球の版図を変える旋風を巻き起こすに違いない。
金相洙 ssoo@donga.com






