「入社競争よりも厳しい生き残り競争」
競争率数百倍の狭い就職の門をくぐり抜けて入社した新入社員たちが、入社の瞬間からもう一つの「内部生存競争」にのめりこんでいる。最近になって大半の会社が、能力と実績による成果給と年棒制を相次いで取り入れ始めたからだ。
新入社員たちは、英語などの外国語能力を磨くのは基本で、昇進と補職に必要な専門ライセンスを取ったり、業務能力を向上させるために、昼休みや退勤後、休日まで犠牲にして「課外授業」を受けている。
▲退勤後の図書館・塾巡り〓今年1月に外資系銀行に入社した金ヘヨン氏(24・女)は、退勤後、夕食を簡単に済ませて塾に直行する。米公認会計士(AICPA)の資格を取るためだ。彼女は「会社の仕事と勉強を並行するのは大変だが、生き残るためには仕方がない」と言う。毎日夕方7時から4時間ずつ講義を聞き、夜中の0時近くになって家に帰る生活が続いている。
昨年12月にグッドモーニング新韓(シンハン)証券に入社したチョン・ジェウォン氏(26)は、米公認財務分析士(CFA)の資格を取るために、100万ウォンを投じてオンライン講義の申し込みをした。退勤後だけでなく昼休みにも時間があるたびにこれを聞いている。
チョン氏は「入社3年目の先輩がCFAの資格を取って、希望した部署に配置された。資格が能力を証明する客観的な手段なので、競って勉強する雰囲気だ」と話す。
新入社員向けオンライン再教育センターを運営しているハン・ソクチョン氏(32)は、「去年4月に始まった第1期講義には300人余りが参加したが、昨年末の第2期募集には2倍の600人に増えた」と話した。
▲週末も勤務の延長〓今年の初め、某通信販売会社の商品企画者(MD)として入社したチョ某氏(26)は、日曜日ごとにデパートを訪れて人気商品を分析している。仕事のために休日まで「無給延長勤務」をし、商品選びの感覚を身に付けているのだ。
H建設の新入社員である金フィソン氏(27)は、「入社同期の大半が休日にもまともに休めない『建設現場職』を希望している。これは会社に遠い将来まで残りたいと望んでいるためだ」と言う。彼は「韓国の新入社員は、日曜日にも午前8時から午後11時半まで勤める日が少なくない」と話した。
▲理由と診断〓国民(クンミン)銀行の人事担当者は、「新入社員たちが一生懸命勉強するのは、いつクビになるかも知れない状況の下で自分の立地を確固にするためだ」と分析した。
高学歴者たちは増加したが、その反面、会社では働き口がそれに相応して増えないでいることも原因として指摘される。
延世(ヨンセ)大学校社会学科の金ホギ教授(43)は、「雇用不安が深刻になっていることから、会社員たちは非勤務時間にも自分の競争力を高めなければならないという圧迫感に苦しめられている。超過達成を要求される組職文化と競争を深化させる人事制度が、20代のワーカホリック(仕事中毒者)を生むようになった」と分析した。
金教授はまた「新自由主義が広がり、労動市場の需要と供給が一致しない限り、新入社員たちの生存競争は続かざるを得ない」と見通した。
jameshuh@donga.com






