Go to contents

SK捜査の検察に電話したのは民主党幹部

Posted March. 10, 2003 22:34,   

9日に行われた盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と部長級以下の検事らとの討論会の内容のなかで、SKグループへの捜査を担当している李錫煥(イ・ソクファン)検事が「与党の大物議員が圧力を加えた」と暴露したことと関連し、同検事が指摘した「与党の大物議員」は与党民主党の李相洙(イ・サンス)事務総長であることが、10日分かった。

李総長はこの日自ら記者会見を要請し「SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長の身柄を拘束(22日)した直後、金珏泳(キム・カギョン)前検察総長に電話をかけて『患者への手術を行うのは良いが、無理な手術を行うと死を招くこともあり得る。慎重でバランスの取れた捜査を行ってほしい』との考えを伝えた」と話した。

李総長は「検察がSKグループへの捜査を行った当時、政府と検察の間には、協議できるルートがなかった」とし、「与党の事務総長として捜査の背景について聴取したいと思った。私に疚しいところはなく、そうした権限が与えられていると考えている」と話した。また、同総長は「SK側から(圧力の行使を)要請されたことはない」と述べた。

さらに李総長は、昨年の大統領選でSKが出した後援金の規模を問う質問については「多く出した」と話した。同総長は「ケガをするかもしれないとの話もした」という検事の発言については「常識外れの話」とし否認した。

これに対し、野党ハンナラ党の朴鍾煕(パク・ジョンヒ)スポークスマンは論評を出し、「与党の事務総長が特定事件の検察捜査と関連し、隠密に検察首脳部に電話をかけたとするならば、圧力に間違いない」との見方を示した後、「検察は李総長など圧力の行使に加担した人々を厳しく処罰すべきであり、盧大統領もこれに対する捜査を厳命するように」と促した。



李承憲 ddr@donga.com