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最高検、金前政権の保健福祉部長官を不正疑惑で召還へ

最高検、金前政権の保健福祉部長官を不正疑惑で召還へ

Posted March. 03, 2003 22:30,   

最高検察庁中央捜査部(金鍾彬検事長)は3日、 金成豪(キム・ソンホ)前保健福祉部長官が京仁(キョンイン)地方国税庁に在職していた1998年頃、製造業者から数千万ウォンを受け取った嫌疑で、近いうち金前長官を召還し取り調べる方針であることを明らかにした。

検察の関係者は、「金前長官の親類の口座から企業によるものとみられる正体不明のお金が入金されていたことが見つかり、その経緯を調査している」と述べた。

検察は、金前長官夫婦に対し出国禁止処分を下した。

検察は、金前長官が企業の税務調査を取り消す見返りとして、このお金を受け取った可能性が高いとみているが、単なる賄賂(わいろ)である可能性も否定していない。

検察は、昨年7月、金大中(キム・デジュン)前大統領の次男、弘業(ホンオプ)氏に対する捜査の中で、弘業氏側がマネーロンダリングした資金のうち、一部が金前長官の親類の口座に流れ込み、これを手がかりとして内密調査を進めてきた。

検察は最近、金前長官にお金を渡した企業の関係者を調査した。しかし、検察が金大中政権当時の現職長官の不正疑惑を知っていたのに、捜査を先送りし、新政権の発足直後、金前長官の不正疑惑の調査に本格的に乗り出すといった、「捜査の速度を調節したのではないか」という批判も声も出ている。

これに対し、検察の関係者は、「現職大統領の息子2人も拘束した。長官の捜査をためらう理由はない。『金前長官の不正疑惑』に関する捜査の諜報も最近に手に入れたものだ」と説明した。

金前長官は、国家行政試験10回出身の経済官僚で、1998年3月から1999年6月にかけて、京仁地方国税庁長を、1999年6月から00年8月にかけてソウル地方国税庁長を歴任した。その後、調達庁長に選ばれ、昨年8月の内閣改造の際、保健福祉部長官に任命された。



丁偉用 viyonz@donga.com