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復古とコメディーの生半可な出会い  映画「ショー・ショー・ショー」

復古とコメディーの生半可な出会い  映画「ショー・ショー・ショー」

Posted February. 24, 2003 22:33,   

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映画「チング(友達の意味)」以後、「チャンピオン」「海賊、ディスコ王になる」「品行ゼロ」「夢精期」「クラシック」などが60年代〜80年代のささやかな生活の復元を通じて、ファンにアピールされている。28日に封切りする映画「ショー・ショー・ショー」もその種の映画だが、復古の興行ブームに乗るかは未知数だ。

舞台は77年、ソウルのある外れ。やもめの居酒屋の仕事を手伝うサンヘ(ユ・ジュンサン)、練炭屋の息子のサンチョル(李ソンギュン)、大学生のドンリョン(アン・ジェファン)は町内のごろつきたちとのばくちで勝って手にした空店舗に、カクテルバーを開く。彼らは鼓笛隊でリーダーに活動する棍棒回しの達人ユンフィ(朴ソンヨン)に、ボトル回しの技術を学ぶ。町内のごろつきたちが絶えず邪魔をするが、彼らに暗い現実と貧しい日常を脱出できるはけ口は、カクテルバーでの成功だけだ。

「ショー・ショー・ショー」は、70年代の風景を修復するのに多くの時間と努力をかけた跡が見える。歌手のドナ・サマーの曲「ホット・スタッフ」に合わせて指を上下に踊る「ディスコ場」、国旗下降式とともに愛国歌が響くと、止まって国旗に対する敬礼をした姿、通禁サイレンに警察と隠れんぼうする恋人たちの姿など。

大げさな演技で笑いを誘った映画は、後半部で新派に急旋回するなど筋書がごちゃごちゃになってしまう。愛に落ちたユンフィとサンへが、ユンフィの父(金ヨンゴン)の反対で、試練を経験する部分もなんだかぎこちない。

主人公のユ・ジュンサンの演技は、前回のドラマ「狐と綿あめ」で見せてくれた機知に富んだ演技と違って、キャラクターを明快にアピールできない物足りなさがある。『不朽の名作』の助監督出身である金チョンホ監督のデビュー作。15歳以上は観覧が可能。



金秀卿 skkim@donga.com