世界2位の産油国であるロシアがシベリア送油管の建設事業を本格化し、中国と日本が自国に有利なルートで送油管が建設されるようにするため、外交的な働きかけを強めている。
コメルサント紙などロシアの主要マスコミは、17日いっせいに「シベリアの油田開発と送油管の建設が国際的な注目を集めている」と伝えた。イラク事態など中東地域が緊迫化していることから、新しい原油の供給先を確保するために各国が懸命になっている中で、ロシアも石油の輸出拡大を図るため、積極的な投資に乗り出している。
特に、東シベリアから出る原油を北東アジア地域に供給するために建設される送油管をめぐって中国と日本がし烈な誘致競争を繰り広げており、ロシア政府も簡単には決定できず、悩んでいる。当初、中国の国営石油公社(CNPC)が、ロシア最大の石油会社であるユコスと提携し、アンガルスクと中国の黒龍江省の大慶を結ぶ「中国パイプライン」の建設を早くから進めてきたため、有利な立場に立っていた。しかし、後から日本が、アンガルスクと極東のナホッカを結ぶ「極東パイプライン」の建設計画を持ちかけた。
小泉純一𩒐首相は、先月、モスクワを訪れ、プーチン大統領とこの問題を集中的に話し合った。日本はこのルートに決まれば、東シベリアと油田開発に投資するのはもちろん、一日100万バレルの原油を輸入する、と約束した。
ロシアは、日本の主張する極東ラインの方が、建設費も多くかかり、工事も難しいが、これを選択すれば、中国をけん制して、立ち遅れた極東地域の開発を早めることができるという思惑のため、日本の提案に関心を見せ始めている。
それに対し、中国は、提携関係にあるロシアの主要精油会社を通じ、日本の「横取り」を防ぐために努力している。
さらに、最近、西シベリアの油田から出る石油を北海のムルマンスクを通じ、米国に供給する方針が固まり、中国と日本の競争をあおっている。
イズベスティヤ紙は、遅くとも来月までには事業の輪郭が明らかになるだろう、と展望している。
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