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崔京周、惜しくも準優勝 米プロゴルフツアー

崔京周、惜しくも準優勝 米プロゴルフツアー

Posted January. 13, 2003 22:46,   

「戦車」の異名を持つ崔京周(チェ・ギョンジュ、シュペリア・テーラーメイド)が、「コースレコードジンクス」に悩まされ、惜しくも準決勝に止まった。

米プロゴルフツアーの今季開幕戦、メルセデス選手権(総賞金500万ドル)の最終ラウンドが、13日、米国ハワイ州カバルアのブランテーションコース(パー73)で行われた。崔京周は、「コース記録をたてた選手は、翌日成績が振るわない」というジンクスを破りきれず、3バーディー、3ボギーのイーブンパー73とスコアを伸ばせず、2位タイ(23アンダー、269)に満足するしかなかった。

しかし、前年のツアー優勝者、36人だけが出場できたこの大会で、強豪を相次いで勝ち抜いて善戦し、今シーズンの見通しを明るくした。

同じ組で対決していたアーニー・エルス(南アフリカ)は、米PGAツアー、72ホールでの最多アンダー新記録の通算31アンダーの261となり、100万ドルの優勝賞金を手に入れた。

前半の9つのホールで首位との差を1打も縮めなかった崔京周は、10、11番で連続バーディーを決め、一時エルスを1打差まで追い上げた。

しかし、崔京周が13、14番で連続ボギーで停滞気味を見せている中、エルスは逃げきった。13番で3パットボギーを犯して集中力が乱れた崔京周は、14番でも7メートルの距離で再び3パットで3つ目のボギー。

エルスはメジャー大会3勝をはじめ、米PGAツアー10勝の貫禄を遺憾なく発揮し、14番から3連続バーディーをたたみかけて、勝負を決めた。エルスはこれで、00年の大会の時、延長戦でタイガー・ウッズに惜敗したのと、01年大会、最終ラウンドの先頭に立って、ジム・フューリク(米国)に敗れた恨みを吹っ飛ばした。



安永植 ysahn@donga.com