イラクの大量破壊兵器開発疑惑を調べている国連査察団は5日、兵器査察報告書提出の締め切り(1月27日)を前に、バグダッドの化学物質メーカーと、近くの建物に対する査察を実施する過程で、イラクの国連担当大使ら幹部を建物の中に閉じ込めるなど、査察活動をエスカレートさせている。
査察団は、化学物質メーカーのアルバセル社を突然、査察し、近くのイラク国家査察委員会の建物も封鎖した。このため、ちょうど国家査察委員会を訪問していたモハマド・アル・ドゥリ国連担当イラク大使とホサム・モハメド・アーミン・イラク国家査察委員会議長などの幹部は、出入りが規制された建物の中に6時間も閉じ込められた。
査察団はまた、アルバセル社一帯の建物の中にいたイラク人の持ち物を検査する一方、車両と建物の隅々まで捜索し撮影する高強度の査察を行った。こうした高強度の査察は、査察団に対する米国の圧力が強まっているためとみられる。
アーミン議長は、監禁状態から開放された後、「極度の侵略行為」と非難した。しかし、査察妨害とされることを懸念したためか、公式な不満は示さないつもりだと述べた。
英国のBBC放送は、査察団が5日までに合計230余りの施設を査察したものの、大量破壊兵器(WMD)の隠し場所は見つかっていないと伝えた。
一方、イスラエルはイラクへの攻撃に備え、5日、「エロ」迎撃ミサイル4基を発射し、イラクの仮想ミサイルを撃墜させる模擬実験に成功した。
また、米紙ボストン・グローブは同日、米国特殊部隊員100人と中央情報局(CIA)の要員50人が4カ月前にイラクに潜入し作戦を遂行していると伝えた。
權基太 kkt@donga.com






