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「グローバルIT企業」目指すシンドリコー

「グローバルIT企業」目指すシンドリコー

Posted December. 31, 2002 22:08,   

「複写機メーカーから最先端の未来事務自動化をリードするグローバルIT企業へ」。

シンドリコーの営業社員らは自らを「ITコンサルタント」と呼ぶ。単に複写機を販売するだけでなく、コンピューターとデジタル複合機の連結と活用、空間・ラインの配置などのコンサルティング業務に携わっているという誇りを持っている。

同社の新年の戦略は、「コンピューターに劣らない有能な事務機器」でデジタルネットワークを中心にしたグローバル企業に生まれ変わることだ。複写機、プリンター、ファクシミリ、スキャナーに編集機能までそろえたデジタル複合機が、新年の市場攻略の中核的な「武器」だ。

シンドリコーは、02年、「変化と成長」をテーマに企業のイメージ統合(CI)作業を終えた後、180人の研究員で次世代デジタル複合機の研究開発に全力をあげている。

1960年、開城(ケソン)商人出身の禹相鐗(ウ・サンギ)前会長が創業したシンドリコーは、42年間を複写機づくり一筋に歩んできた韓国の代表的な中堅企業だ。

堅実な収益構造と透明経営は、経営の手本となっている。創業以来42年間、一度も借り入れ経営をしたことがなく、現在も現金性資産だけで3000億ウォンにのぼる。

純利益のうち、毎年30%ずつを従業員と株主に返し、30%は設備投資と研究開発に投資するといる原則を貫いてきた。残りの10%を社会に還元することも欠かさなかった。

社員を最優先に考えるヒューマン経営は、シンドリコーのもう一つの強み。生産職と事務職との距離感をなくすため、事務職社員らも作業服姿で勤務しているのがよい例だ。社長と役員らも青い糸で所属と名前が縫ってある白い上着とズボンを着用している。

02年は、600億ウォン以上の純利益を出したものと推定される。シンドリコーは、「わが社が最高!」を叫ぶ社員たちの意欲に支えられ、2003年に向かってまっしぐらに走り出している。



李姃恩 lightee@donga.com