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鄭泰守元韓宝グループ会長ら122人、31日に恩赦

鄭泰守元韓宝グループ会長ら122人、31日に恩赦

Posted December. 30, 2002 22:44,   

政府は、各種の不正事件に関わり刑事処罰された企業家と元高級公務員、死刑囚、政治犯など122人に対し、31日付けで特別赦免と減刑、復権を与えると、30日発表した。

恩赦の対象になるのは、「李容湖(イ・ヨンホ)ゲート」で有罪判決を言い渡されて2ヵ月しか経っていない金暎宰(キム・ヨンジェ)元金融監督員副委員長補と、「崔圭善(チェ・ギュソン)ゲート」で有罪判決を受けて4ヵ月を受刑している崔一鴻(チェ・イルホン)元体育振興公団理事長ら含まれ、政権末の「義理赦免」という批判の声が出ている。

恩赦を与えられる主な対象者は、鄭泰守(チョン・テス)元韓宝(ハンボ)グループ会長と趙亮鎬(チョ・ヤンホ)大韓航空会長、金善弘(キム・ソンホン)元起亜(キア)グループ会長ら企業家と、姜晸靛(カン・ジョンフン)元調達庁長官、鞖在踖(ベ・ジェウク)元大統領司直秘書官ら元高級公務員、カン・ウィウォン第5期韓国大学総学生会連合議長と石致淳(ソク・チスン)元ソウル地下鉄労組委員長ら。

対象者別には、外国人が51人でもっとも多く、公安事件関係(40人)、経済人(14人)、選挙法違反(8人)、元高級公務員(5人)の順だ。

刑執行の停止で釈放されている鄭泰守、金善弘両氏は心臓疾患、高血圧などの持病と高齢が考慮され、残る刑期が免除された。また、二人を含めて計54人が同じ恩恵を受けた。

金ジンテ氏など、死刑囚4人は無期懲役に特別減刑され、石致淳元委員長など21人は、刑期免除とともに復権され、公民権を取り戻した。田炳旼(チョン・ビョンミン)元大統領政策首席秘書官内定者と趙秀鎬(チョ・スホ)元韓進(ハンジン)海運社長、秋浩錫(チュ・ホソク)元大宇(テウ)重工業代表、申英均(シン・ヨンギュン)元大宇造船代表など、大宇グルーフの粉飾会計と不正貸し出し事件に関わった関係者9人など18人は、判決の失効とともに復権となった。

法務部は、死刑囚の場合、過ちを深く反省しており、矯正の程度が高く、社会復帰の機会を与えるために、企業家は、すでに通貨危機から立ち直っており、これから経済発展に役立ってもらうために対象者に含ませたと説明した。

公安事件と選挙法違反事件の場合、2000年8月15日の恩赦で釈放された後、全員が社会によく適応し選挙に出馬しなかった点、外国人労働者の場合、一定期間服役した状態で、残刑を免除して本国に送り返した方が国益にプラスになるという判断したと明らかにした。



李相錄 myzodan@donga.com