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「クローン人間」に世界中から批判相次ぐ

Posted December. 29, 2002 22:24,   

新興宗教団体、ラエリアン・ムーブメントが設立した「クローンエイド」が「クローン人間を誕生させた」と発表したことに対して、世界の宗教、科学関係者や政治指導者が一斉に批判している。

ローマ法王庁は28日声明を発表、「世界で初めてクローン人間を誕生させたというクローンエイドの主張は、倫理意識に欠けた残酷な精神状態を露わにしている」と批判した。

米ホワイトハウスの広報担当者は27日「ブッシュ大統領は、クローン人間の法規制を強く支持する」と語った。

AP通信は、米食品医薬品局(FDA)がクローン人間をどこで妊娠させたのか、などについて調べることを明らかにしたと報じた。FDAは自ら定めた規制により、事前許可のないクローン人間づくりを禁止している。

シラク仏大統領も声明を出し、「クローン人間づくりは犯罪行為であり、人間の尊厳性に反する」と批判した。

エジプト、サウジアラビアなどイスラム諸国の聖職者も「クローン人間は自然法則に反するものであり、人間社会を混乱させるだろう」と懸念を示した。

96年にクローン羊「ドリー」を誕生させた英国のハリー・グリフィン博士も、同日「動物を対象にしたクローンの研究は死産率が高いだけでなく、出産後も高い死亡率や発病率をみせている」とその危険性について警告した。

しかし「クローン人間を誕生させた」と主張するクローンエイドは27日、先日誕生した女児の名前を「イブ(Eve)」と名付けたと発表。また、年明けにさらに4人のクローン人間が誕生すると語った。クローンエイドは、クローン人間づくりに参加した4人について、北欧出身のレズビアン、亡くなった子どもの細胞を使ってクローン赤ちゃんを出産したいとしているアジア人、北米人、他のアジア人だと説明した。



朴惠胤 parkhyey@donga.com