
上映時間93分、今時の映画にしては短い「Extreme Ops」は、主人公やドラマも必要なく、エクストリームスポーツマニアの「珍技・妙技」を見るだけで満足できるアクション映画だ。
CM監督のイアン(ルーファス・シーウェル)は、なだれの前でスキーをするCMを撮影するために、エクストリームスポーツ専門家たちを集める。集まったのは、スケートボードマニアのサイロ(ジョー・エプソロム)、キティ(ヤーナ・パラスキー)、スキー金メダリストのクロイ(ブリジット・ウィルソン)。完璧な場所を探すため、オーストリアに向かった彼らは、山の頂上に宿をとり、撮影準備を始める。そこには、飛行機の墜落事故で死んだとされていたテロリストのパブロフが隠れ住んでいた。カメラを持って撮影を始めた一行は、偶然パブロフを撮り、この事実を知ったパブロフは、彼らがCIA要員であると思って攻撃を開始する。
サイロとキティは、走る列車の上でスケートボードに乗ったり、山荘の屋根の上からスノーボードに乗って降りるエクストリームスポーツマニア。彼らはスキーの金メダリスト・クロイを「固い雪の上を滑るのはスキーではない」とあざけり「怖くないか」と聞くと「スリルを楽しむんだ」と答えた。
テロリストとの闘いが後半に加わるが、これは「薬味」にすぎない。全体がエクストリームスポーツの妙技を披露するための映画だ。制作チームは、フランス・オーストリア・ドイツ・アメリカ・イギリス・ノルウェーで、178人のスタントマンを使って、リアルなアクションシーンの制作に力を注いだ。
問題は、似たり寄ったりの妙技が繰り返し反復されること。後半に進むほど、スケートボードの華やかなテクニックへの感嘆は減り、こっけいな悪党との対決であくびが出る。「時間つぶし」用にびったりの映画だ。監督クリスチャン・デュゲイ。原題「Extreme Ops(Operations)」。19日封切り。
金熹暻 susanna@donga.com






