野党ハンナラ党は28日、国家情報院が、国会議員、マスコミ各社の幹部、記者らの電話通話の内容を違法に盗聴し、報告書を作ったとの情報と関連資料を公開し、波紋が広がっている。
ハンナラ党の金栄馹(キム・ヨンイル)事務総長は、党本部で緊急に記者会見し「最近、国情院内部の告発者から、国情院高官に報告されている盗聴資料の原本を入手している」とし「金大中(キム・デジュン)政権には『盧風』(盧武鉉候補のこと)が吹き、ハンナラ党は不安定で、政治的に敏感な時期だった今年3月、政界の主要人物らの通話内容を集中的に盗聴することによって、政治工作資料として活用してきたことが分かった」と強調した。
公開された資料は、A4判25頁で、「資料1」5件と「資料2」20件に分かれている。
金総長は「資料1は、民主党党内選挙の当時、与党内の政治家らの間の通話内容で、資料2は野党とマスコミに対する政治査察向けの盗聴資料だ」と強調した。
この資料には△国会議員24人△マスコミ各社の幹部2人△記者8人など合わせて39人について、通話者の実名と通話した日、通話内容が簡単にまとめられている。
資料には△金元基(キム・ウォンギ)、朴智元(パク・ジウォン)特別補佐役に盧武鉉(ノ・ムヒョン)の競争力優位を強調(3月11日)△李仁済(イ・インジェ)、光州(クァンジュ)党内選挙と関連し朴相千(パク・サンチョン)に支援を要請(3月13日)△河舜鳳(ハ・スンボン)、局面転換用として自民連との党の統合問題を推進(3月21日)など政局の諸懸案と関連した主要政治家らの間の対話内容が盛られてある。
また△金元雄(キム・ウォンウン)、李会昌(イ・フェチャン)総裁に「人的刷新」を要求する方針(3月11日)△金満堤(キム・マンジェ)議員、離党の可能性を認める(3月20日)など政治家と記者らのあいだの通話内容も含まれている。
資料に名前が登場した記者らは、文書の対話内容が本人であることを確認したが、民主党の金元基顧問らは操作されたものとの見方を強調した。
金総長は「一次的に公開したのは、3月に行った盗聴内容だが、最近行った盗聴関連資料も入手したものがある。追加の公開も考慮したい」と述べた。
金総長は「金大統領は、国情院の違法な盗聴と政治工作、野党破壊の工作、言論破壊の工作について、国民の前で頭を下げて謝罪の意を表明すべきで、辛建(シン・コン)国情院長と盗聴関係者を全員解任・罷免し、司法処理を取るように」と強調した。
国情院は同日、報道資料を通じて「国情院は、通信秘密保護法にもとづき、内国人の場合、犯罪捜査を目的に裁判官が発行した逮捕状によってのみ、通信傍受を行っているだけで、違法な盗聴は一切行っておらず、政治工作や政治介入も行っていないとの点を明確にしておきたい」との姿勢を示した。
これについて、民主党の李洛淵(イ・ナクヨン)スポークスマンは「ハンナラ党がそうした疑惑を提起したのは、李会昌(イ・フェチャン)候補の支持率が下落し焦ったため出てきたもので、典型的な工作政治であり中傷宣伝だ」と非難した。
李スポークスマンは、また「盗聴疑惑があるならば、当然取り調べるべきだというのが民主党の基本的な立場であり、すでに国情院、監査院、情報通信部との合同監査を提案した経緯がある」とし「ハンナラ党は、とんでもないことを言わずに、わが党が提案したとおり、徹底した調査を行うように」と述べた。
鄭然旭 李鍾鎡 jyw11@donga.com taylor55@donga.com






