▲システムより人がもっと問題〓伝説的なハッカー、ケビンミトニークは2000年、米議会で「専門的なコンピューター技術でハッキングする必要がほとんどなかった」と証言した。人を口説くだけで十分システムに侵入することができたという話だ。
調査機関の「フェンタセイプセキュリティー技術」は、このほど英国で人々の「セキュリティーマインド」について調査した。ロンドンのビクトリア駅を行き来する人に、ボールペンを一本ずつ配って、IDと暗証番号を聞いたところ、回答者の3分の2がまったく悩まずに教えてくれたということだ。
また、ほかの調査によると、英国のサラリーマンの半分以上が自分の名前をパスワードとして使っていた。メモ用紙にさまざまなIDと暗証番号、口座番号などを書き並べて、コンピューターに貼り付けておいたり、資料がいっぱい入っているノート型パソコンをどこにでもほったらかす場合も珍しくなかった。
エコノミストは「お昼の時間にはログアウトして、暗証番号を気を使って作るなど、単純な措置だけでも、セキュリティーコストを大幅に減らせる」とアドバイスした。
▲次世代セキュリティー技術も欠陥だらけ〓未来を描いた映画によく登場する生体認識システムもあまり役立たない。
横浜国立大学セキュリティー研究所が調べた結果、ゼラチンで作ったにせの指を使って、約80%の指紋認識機を無事に通過することができた。デジタル即席写真で本人を確認する顔認識は、9・11テロ以降、空港の検索台などへの導入が検討されたが、無用なことが分かった。顔の認識機が人を正しく判別する割合は51%に過ぎず、ヘアスタイルを少しでも変えると、本人を識別できなかった。
▲全てがつながっている世の中〓数年前まで、ウィルスは感染したコンピューター1台にのみ影響を及ぼした。しかし、昨年7月登場したサーカムウィルスは、自らをコピーして、そのコンピューターに貯蔵されている全ての電子メールのアドレスへ自動発送された。
同じ月に現われたコードレスウィルスは、1週間だけで30万台のコンピューターを感染させた。コンサルティング会社のコンピューターエコノミクスが推定した、昨年のウィルスによる世界全体の損失額は132億ドルに達している。
ウェブサイトのほか、インスタントメッセンジャーやP2Pシステムなど、コンピューター同士が直接つながるプログラムが続々と開発されたことで、利便性とともに危険性も高まっている。
無線インターネットの広がりもデジタル世界をさらに弱くさせている。情報が空中で横取りされる可能性があるためだ。コンピューターワールドの調査によると、米国企業の30%は無線接続網を整えている。
金承眞 sarafina@donga.com






