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ワシントン近郊連続狙撃事件で9人死亡2人けが 空からも監視へ

ワシントン近郊連続狙撃事件で9人死亡2人けが 空からも監視へ

Posted October. 16, 2002 22:43,   

最近米国の首都ワシントン周辺を恐怖に追い込んでいる連続無差別狙撃事件で9人が死亡し、2人が負傷し、住民の精神的なショック状態が広がっている。

こうした中で、14日夜(現地時間)バージニア州フェアファクス郡フォールズ・チャーチの住宅用品チェーン店の駐車場で銃で撃されて死亡したリンダ・フランクリンさん(47)は、ワシントン所在の連邦捜査局(FBI)本部で情報分析を担当していた職員であることが明らかになった。しかし彼女はテロとは無関係な業務を担当していたため、犯人が意図的に標的にすえたとは考えにくいと、米国のマスコミは伝えた。

▲軍の支援〓ラムズヘェルド国防長官は15日夜、FBIの支援要請を受け、軍の偵察機などの装備を捜査チームに支援することを決めた。国防総省が投入する偵察機は、米国が韓半島で朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)軍の通信を傍受、動きを追跡するために使用するDHC7型機で、ワシントン周辺の上空を偵察することになると、ニューヨークタイムズが16日報道した。

国防総省は当初、アフガニスタンの軍事作戦に使ったプレデータ−無人偵察機と海軍のP3オライオン哨戒機を投入する案を検討したが、DHC7型機が情報収集力が優れているうえ、外観が民間航空機と似ているため、識別しにくいという判断から、DHC7型機に決定した。

この偵察機は、犯人が銃器を使う時に発生する銃口の閃光を感知することができ、地上との交信を通じて、事件現場付近で犯人の車両を正確に追跡できるため、犯人の取り押さえに大きく役立つものと期待されている。

米国では1878年に制定されたフォーセコミタトゥス法令に従って、国内捜査に軍の動員は禁じられている。しかし国防総省は、この偵察機にFBI職員を搭乗させ、収集した情報を地上の捜査チームに送る形なので、装備の提供に過ぎず、軍が直接捜査にかかわるものではないと述べた。

▲犯人の輪郭と犯行の動機〓捜査当局は14日、フォールズ・チャーチの事件現場で、犯人が乗り込んだバンを見たという目撃者の陳述にしたがって、捜査に拍車をかけている。米国のマスコミは、問題の車両に乗り込んでいた人間は、肌の色から中東系かヒスパニック系とみられるという陳述があったと伝えた。

しかし、大部分の捜査専門家は、今回の事件が外国人ではなく米国人による可能性が高いとし、一部で提起されているテロの可能性を排除している。テロならば、犯行のあとテロを行ったと主張する団体や個人が現われたり、犯行に政治的な動機などがあるのが普通で、今回の連続殺人事件はこうしたパターンとは一線を画している。

▲事件の波紋〓2日、最初の狙撃事件が発生したメリーランド州は15日、モンゴメリー、プリンスジョージ群島などに対して、当分の間、市民の野外スポーツ、射撃、狩りなどを禁じることにした。銃声による誤認申告を減らすための措置だ。

米国のガソリンスタンドでは、ドライバー自らが給油する「セルフサービス」給油が一般的になっているものの、ワシントン一帯では最近、カネをさらに払ってガソリンスタンドの従業員に給油してもらう「プルサービス」給油が大幅に増えている。またショッピングモールからは客足が遠退いている。



韓起興 eligius@donga.com