旧ソ連崩壊後初めて行われたロシアの国勢調査が数々の話題を生んでいる。
ロシア国家統計委員会は、基本的な人口状況を把握するため、全国民を対象に9日から国勢調査を行っているが、国勢調査に対する国民の認識不足と消極的な姿勢で困難を余儀なくされているという。
統計委は12日、中間発表を通じて「16日まで続く国勢調査が順調に行われている」と発表した。しかし、韓半島の78倍もなる広大な国土に散在して暮らしている1億4700万人あまりを対象に、たったの8日間、調査して、どれだけ正確な調査ができるかについては、すでに懐疑的な見方が出ている。
ロシアは、旧ソ連時代の1989年1月に行った国勢調査を最後に、その後は国勢調査を行っていない。予算不足が理由だ。
今回の国勢調査は、プーチン大統領が財閥企業から後援金を出してもらう窮余の策を講じて実施された。
最も大きな障害は、国勢調査に対する国民の反感。ウラジミール・ソコリン国家統計委員長は「お願いだから、調査員たちを家に入れてくれ」と訴えた。ロシア国民は、政府に対する不信感で、身上情報の公開をはばかっている。うそを言う場合も多い。率直に話したことが後日、悪用された前例があるからだ。
調査員が襲われる事件も30件以上起きている。国勢調査に対する反感と、調査用紙が入っているかばんに貴重品があると見込まれているからだ。大部分がアルバイト大学生の調査員は「犬が一番怖い」と打ち明ける。
10年あまりにわたる深刻な人口移動と変化で、曲折の末に探し出して訪ねた奥地のある村の場合、全住民がばらばらに村を離れてとっくに廃虚と化していた。
ロシア政府は、国民の協力を得るため、あらゆる手段を動員して広報に取り組んでいる。調査に応じた市民には簡単なお礼の品を与えたり、極東ウラジオストックでは国勢調査を支持する御用デモまで繰り広げることを指示した。
広報で最も効果的だったのは、初日にプーチン大統領夫妻が調査に応じたこと。美ぼうの女子大生調査員が、モスクワ郊外にある大統領官邸を訪問し、18分にわたって調査を行った。プーチン大統領は、調査対象者の25%だけに行う補足質問にも誠実に答えた。
プーチン大統領は、この調査で、これまで「エカテレリーナ」の名前で知られていた次女の名前が「カテリーナ」であると訂正し、熱心に英語を勉強しているが、話せる外国語はドイツ語だけだと答えた。
金起顯 kimkihy@donga.com






